WEC

フェラーリ、WECハイパーカーいよいよ登場もトヨタらの”壁”は高いと冷静「初年度で勝てるほど楽じゃない」

2023年にフェラーリからWECハイパーカークラスへ参戦するジェームス・カラドは、チームに期待を寄せる一方で、WECハイパーカークラスで初年度から勝利を重ねることは難しいと考えている。

Rachit Thukral

Rachit Thukral

編集: 2023/02/28 7:12

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Ferrari 499P LMH

 フェラーリは2023年、50年ぶりにプロトタイプレースへ復帰。ファクトリー体制でFIA世界耐久選手権(WEC)の最高峰カテゴリー、ハイパーカークラスに2台のプロトタイプマシン『499P』を投入する。

 長い歴史の中でル・マン24時間レース9勝を誇るフェラーリのWEC最高峰クラス復帰ということで大きな期待がチームに向けられているものの、ドライバーのジェームス・カラドは、参戦初年度から勝利を重ねることは難しいと考えている。

 1973年以来のル・マン参戦に向けて、フェラーリは開幕戦の舞台セブリング・インターナショナル・レースウェイを含む様々なサーキットで過酷なテストを実施してきた。

 しかしカラドは、フェラーリの相対的な状況を把握することは難しく、参戦初年度から13台で争われるハイパーカークラスで大きな成功を収めることを期待するのは非現実的だと考えている。

 アレッサンドロ・ピエール・グイディ、アントニオ・ジョビナッツィと51号車499Pをシェアすることとなるカラドは、次のように語る。

「全てが未知数だ」

「自分たちがどの位置にいるのか分からない。ただ開幕戦では自分たちがどの位置にいるのか、どのようなものなのかを確認することを期待している」

「僕らがいきなり勝てると言うのは難しい。どうなるか分からないからね」

「これはニューマシンなんだ。僕らは何周も走ってきたけど、レース環境ではまだ多くの弱点が残っている。チームとしての最大の目標は、できる限りスピーディーに学んで、常にマシンを改善していくことだと思う」

Ferrari 499P at Sebring

Ferrari 499P at Sebring

Photo by: Ferrari

「もちろん、最終的な目標はレースやタイトル、ル・マンでの勝利だ。でもそれがいつ実現するかは分からない。大体、最初の年には期待できないよ」

「そうなれば良いけど、競争が激しいことは分かっている。誰もが知っていることだ」

「上手くいくことを期待して挑むけど、どうなるかは分からない。ただ学んで、自分たちの立ち位置を確認する必要がある」

関連ニュース:

 2023年に導入3年目を迎えるハイパーカー規定。過去2シーズンでトヨタやグリッケンハウス、プジョーがレース経験を重ね、今年からハイパーカークラスで走ることとなるWECとIMSAの共通規格「LMDh」のマシンを投入するポルシェとキャデラックは1月に行なわれたIMSAデイトナ24時間レースですでに初陣を飾っている。

 バイコレスが運営するヴァンウォールと並び、フェラーリもWEC開幕戦セブリング1000マイルに向けてレース経験ゼロで挑むこととなるが、経験不足は仕方のないことだとカラドは語る。

「もちろん、それは不利になる。経験値という点では、特にいくつかのメーカーが既に優位に立っている。それは分かっているんだ」

「でも、僕らにどうすることもできない。ニューマシンだからね」

「何年も最高峰クラスから遠ざかっていたし、新しく入ったばかり……予想することしかできないし、どうなるかは分からない」

「もちろん、チームは日夜を問わずひたすら頑張って、マシンの信頼性をレースができるだけのレベルにまで持っていこうとしている。でも実際にレースをしてみないと(自分の立ち位置は)分からない」

「何が起こるかは分からない。ただ、挑戦することや学びのプロセスを楽しみにしている。最終的には、それが将来的に良い結果をもたらしてくれるだろう」

 

関連ニュース:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 中嶋一貴、トヨタWECチームのテスト兼リザーブドライバーとして電撃的”現役”復帰。F1参戦デ・フリーズの後任

次の記事 ビルヌーブのWECハイパーカー参戦は「厳しい挑戦になる」とヴァンウォール代表。追加エントリーでJP.オリベイラ参加の可能性も?

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Rachit Thukral



トヨタWECのマイク・コンウェイが今季限りでの現役引退を発表。小林可夢偉らとル・マン2勝

WEC

WEC 14 時間前

トヨタWECのマイク・コンウェイが今季限りでの現役引退を発表。小林可夢偉らとル・マン2勝



アコスタ、日本は苦しい7位「こんなタフなレースは久しぶり」母国戦小椋とのバトルも演じる

MotoGP

MotoGP

日本GP

2 日前

アコスタ、日本は苦しい7位「こんなタフなレースは久しぶり」母国戦小椋とのバトルも演じる



ベッツェッキ、MotoGP日本GP初日はあわや転倒の危機「幸運だった。中上のことは残念だ」

MotoGP

MotoGP

日本GP

4 日前

ベッツェッキ、MotoGP日本GP初日はあわや転倒の危機「幸運だった。中上のことは残念だ」

More from

フェラーリ



アロンソの現役続行、かつての好敵手ハミルトンが歓迎「才能という面では、彼に敵わないドライバーはたくさんいる」

F1

F1

バーレーンGP

1 日前

アロンソの現役続行、かつての好敵手ハミルトンが歓迎「才能という面では、彼に敵わないドライバーはたくさんいる」



ハミルトン、今季最高の予選アタックで久々フロントロウ「決勝はとにかく自分たちのレースをするしかない」

F1

F1

バーレーンGP

3 日前

ハミルトン、今季最高の予選アタックで久々フロントロウ「決勝はとにかく自分たちのレースをするしかない」



ルクレール、初日トップ発進も鍵はやっぱり路面?「今後のコンディション変化を予測することが重要」

F1

F1

バーレーンGP

4 日前

ルクレール、初日トップ発進も鍵はやっぱり路面?「今後のコンディション変化を予測することが重要」

最新ニュース



好調だったはずのマクラーレンはなぜ4番手チームに成り下がったのか。「状況が一変した。データに異常もないのに」とステラ代表

F1

F1 F1

バーレーンGP

2 時間前

好調だったはずのマクラーレンはなぜ4番手チームに成り下がったのか。「状況が一変した。データに異常もないのに」とステラ代表



ラッセル痛恨……シンガポールGPグリッド降格決定で逆転タイトルに暗雲。ウルフ代表認める「残念だが」

F1

F1 F1

バーレーンGP

3 時間前

ラッセル痛恨……シンガポールGPグリッド降格決定で逆転タイトルに暗雲。ウルフ代表認める「残念だが」



日本から世界に挑戦……宮田莉朋、中村仁の2026年の評価をトヨタ加地ディレクターに訊く

F1

F1 F1 4 時間前

日本から世界に挑戦……宮田莉朋、中村仁の2026年の評価をトヨタ加地ディレクターに訊く



アロンソ、ダカールラリーへの再挑戦が2027年にも実現か? プロドライブから参戦の噂

Dakar

DAKR Dakar 5 時間前

アロンソ、ダカールラリーへの再挑戦が2027年にも実現か? プロドライブから参戦の噂

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録