【フォーミュラE】ルーカス・ディ・グラッシ、2021-2022年シーズンはベンチュリに移籍。モルタラとのコンビに
ルーカス・ディ・グラッシは、フォーミュラEの2021-2022年シーズンにベンチュリから参戦することになった。
写真:: Venturi
フォーミュラEの2016-2017シーズン王者であるルーカス・ディ・グラッシは、2021-2022年シーズンからベンチュリに移籍して同シリーズを戦うこととなった。
また、2020-2021シーズンのランキング2位となったエドアルド・モルタラはベンチュリに残留。一方で最終戦のウィナーであるノーマン・ナトーはシートを失ってしまった。
元F1ドライバーのディ・グラッシは、フォーミュラE創設初年度の2014-2015シーズンから参戦を続けている最古参ドライバーのひとり。アウディ一筋で7シーズンを戦ってきた。しかし、アウディが2020-2021シーズン限りで撤退する上、彼らと提携していたアプト・シェフラーがそのエントリー枠を引き継ぐことができなかったため、ディ・グラッシの将来は不透明となっていた。
ディ・グラッシの代理人はアンドレッティ・オートスポートを含む複数チームと交渉をしていたようだが、結果的にナトーと入れ替わる形でベンチュリに加入する運びとなった。
ディ・グラッシは次のようにコメントしている。
「僕のことを知っている人は、僕にどれだけの速さがあるかも知ってくれていると思う。そしてチャンピオンシップの上位で戦えるチームでドライブすることは、自分にとって必要不可欠なことだ」
「ベンチュリは昨季、非常に良い結果を残した。ここ数年でチームが進歩していることが分かる。勢いがあり、あらゆる分野で改善が見られた」
「エド(モルタラ)は最後の最後までタイトルを争うなど、本当に素晴らしいシーズンを過ごした。僕はベンチュリのふたりと共にレースをして、その競争力の高さを実感した」
ディ・グラッシの契約期間については明らかにされていないが、1年契約となる可能性が高い。アプトが2022-2023シーズンから始まる“Gen3時代”に向けて参戦準備が整えば、ディ・グラッシはそこに加入する可能性が高いだろう。
一方ナトーは以前のようにベンチュリのリザーブドライバーに収まる可能性もあるが、チーム代表のスージー・ウルフによると、チームはナトーに他のチームと交渉する許可を与えているという。
2020-2021シーズンのダブルタイトルを獲得したメルセデスのカスタマーパワートレインを搭載するベンチュリの市場価値は上がっており、ドライバーにとってますます魅力的なチームとなっていた。そういう意味では、ナトーの最終戦での優勝はアピールにしては遅すぎたのかもしれない。
ウルフは次のように語った。
「昨シーズン、私たちは非常に強力なパッケージを持っていることを証明しました。表彰台から優勝まで、シーズンを通して多くのハイライトシーンがありました」
「エドは我々が前々から知っていたように、チャンピオンを争える逸材であるということを証明してくれました。彼は(ディ・グラッシと)高め合い、チームとして前進していくでしょう」
「2台のマシンが毎回ポイントを獲得することは、チームチャンピオンのためには不可欠なことであり、今回の新しいドライバーラインアップには楽観的になれる要素がいくつもあります」
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