ドゥカティ離脱決めたドヴィツィオーゾ「来季に向けた“プランB”は無い」
2020年限りでドゥカティを離れることが明らかとなったアンドレア・ドヴィツィオーゾだが、彼は2021年シーズンに向けた『プランB』を用意していないと認めた。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
8月15日、アンドレア・ドヴィツィオーゾのマネージャーであるシモーネ・バティステラは、ドヴィツィオーゾはドゥカティとの契約を更新せず、今季限りでドゥカティを離れることを明らかにした。
そしてドゥカティも後にそれを認め、衝撃的な情報が世界中を駆け巡った。
ドヴィツィオーゾがドゥカティを離れるとなると、2021年のシートを探す必要があるが、既にMotoGPの大半のシートは決定済みだ。そしてドヴィツィオーゾはレースを続ける気持ちはあるものの、現時点で“プランB”を用意していないと認めている。
「僕はレースをしたいと思っているけど、現時点では何もプランBは手にしていない」と、ドヴィツィオーゾは語った。
「でもこの決定、この状況はプランBを待つこととは違うものだった」
ドヴィツィオーゾが2021年もMotoGPに留まるための選択肢は非常に限られている。ファクトリーチームでシートに空きがあるのはアプリリアのみだ。
ドゥカティ離脱の決断についてドヴィツィオーゾは、ドゥカティ内部で緊張を引き起こしたくないとして詳細は明かさなかった。その上で、自分のレースに集中したかったと決定の意図を説明している。
「僕が言える唯一のことは、決断を下すために何レースも待つよりも、今この決定を下してレースに集中するほうが良かったということだ」
「オーストリアは本当に良いトラックで、初日、2日目とかなり良いスピードを示せている」
「だからこの2レースでは最大限の力を示したい。今、僕らにとってそれが正しい決断だったんだ。それだけだよ」
「チーム内でリラックスして、チャンピオンシップに向けて本当に集中していることが重要なんだ」
契約交渉に関する懸念が取り除かれたことで、頭はクリアになったのか……そう訊かれたドヴィツィオーゾは次のように語った。
「たしかにこれは多少助けになる。というのもどうやって速く、強く走ろうかと考えているときに、将来について考えていると、最初の3戦のようなスピードでは完璧には進まないないからね」
「今、僕はレースだけに集中している。僕も人間だから、ひとつのことに集中していたほうが良いんだ」
「(ドゥカティを)辞めるという決定はドゥカティの状況に関係していて、今レースに集中するためのものだった」
「僕はプランBは持っていないけど、モータースポーツの世界では多くのことが起こりうる。ただ現時点では、現実的な選択肢は存在しない」
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