ドヴィツィオーゾの懸案事項『タイヤ&ブレーキングへの適応』は今も頭痛のタネ
ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、2020年シーズン用のミシュランタイヤに合わせて、ブレーキングスタイルを適応させる必要が依然として残っていると語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾは今季、ミシュランが準備したグリップの増したリヤタイヤへの適応に苦戦している。コーナー進入時にグリップの向上した後輪が影響し、彼の通常のブレーキングスタイルでフロントタイヤをうまく使うことができていないのだ。
8月、ドヴィツィオーゾは昨年のセットアップのアイデアをすべて試したが、2020年型のGP20と現在のタイヤの組み合わせでは機能せず、ライディングスタイルを適応させていく必要があると語っていた。
サンマリノGP後に行なわれたミサノテストで彼は改善を進めたように思えたが、その後のエミリア・ロマーニャGPでは予選10番手と沈み、決勝レースでも勝者から13.1秒差の8位と大きく差をつけられてしまった。
レース1周目、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)のクラッシュに影響されてドヴィツィオーゾはポジションを落とした。ただ同じ様にポジションを落とした上で2位表彰台を獲得したジョアン・ミル(スズキ)のようなペースは無かったと、ドヴィツィオーゾは語った。
「ブレーキングに適応しようとハードに作業を進めてきたけど、依然として適応できていない。フラストレーションが溜まるよ」と、ドヴィツィオーゾは語る。
「凄くイライラする。データ上では簡単に確認できるのに、トラックでは変えていくのがとても難しいんだ。レースはかなり妙な感じだったよ」
「最初の2コーナーでいくつかポジションを失って、それからターン8でのアレイシのクラッシュでもさらに4つポジションを落とした。凄く後ろに落ちてしまって、でも僕にはミルのように(ポジションを)戻していけるペースは無かった」
「ミサノ初戦(サンマリノGP)よりも一貫性があったし、少しは良くなっている。でも状況を改善できるほどのスピードはなかった。それについてはとてもガッカリしている」
またドヴィツィオーゾはエミリア・ロマーニャGPの決勝で、新品のタイヤよりも摩耗したタイヤの方がペースが良いことに気がついたという。ただそれは「喜べない出来事」だとも彼は語った。
「レースの4分3を消化し、タイヤの左サイドが完全に終わったときに1分32秒9を刻めたんだ」
「これはつまり、タイヤが新しいときには僕が速くないということを意味している」
「これが何故なのか、それを理解する必要がある。予選でのラップタイムのためにも、そして決勝でも非常に重要だからね。この件にはとてもガッカリしている。喜ぶことはできない」
「でも僕らはまだチャンピオンシップを争っているし、次はまた違ったレイアウトとグリップ状態のトラック(カタルニア)に行く」
「グリップはとても低くなると思う。それが僕らにとって吉と出るか凶と出るかはわからない。でも違う状況を確認できるだろう」
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