速報ニュース
F1 シュタイアーマルクGP
今や中団の一角……前進した今季のウイリアムズ、弱点は”バトルでの弱さ”?
F1シュタイアーマルクGPの予選でQ2進出を果たしたウイリアムズのジョージ・ラッセル。彼はレース序盤のバトルの際にコースオフしてポジションを落としたが、今季マシンには手応えを感じているという。

James Newbold
編集: 2020/07/13 7:15
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

2020年のF1第2戦シュタイアーマルクGP決勝レースを、ウイリアムズのジョージ・ラッセルは16位でフィニッシュした。
ラッセルは前日に行なわれた豪雨の予選で12位、他車にペナルティが科されたこともあり、11番グリッドからレースをスタートさせた。入賞寸前のポジションからのスタート……これは大苦戦に陥っていた昨シーズンと比べれば、雲泥の差とも言える。
Read Also:
しかしレース序盤、セーフティカー走行が解除された直後の4周目、ケビン・マグヌッセン(ハース)とポジションを争っていた際にターン6でアウト側にコースオフ。ポジションを大きく落とすことになり、入賞の可能性はここでほぼ潰えた。
「僕の前にはランド(ノリス/マクラーレン)と(ランス)ストロール(レーシングポイント)がいた。そして僕は、ランドの真後ろにつけ、ターン3でイン側を走ろうとしていた。でもケビンが外側にいて、次のターン4のブレーキングで僕をオーバーテイクしていった」
ラッセルは当時の状況をそう説明する。
「でも彼はコーナーをワイドになったから、僕はコーナー出口でイン側のラインを取り、ターン6ではアウト側になりながら、ポジションを守ろうとした。でも、ブレーキングを遅らせすぎてしまった。リヤタイヤをロックさせたことでラインを外してしまい、グリップがなくなった……完全に僕のミスだ。チームに申し訳ない」
ただその後はレースペースでも苦戦することになった。ラッセル曰く、前を走るマシンに近づいた時に、かなり苦労するのだという。
「予選と比較して、レースペースでは大いに苦戦した。だからとても難しいレースになった」
「ひとつ言うと、前を走るマシンに近付くと、本当に苦労するんだ。マシンは空力的にとても敏感なように感じる。クリーンエアで走ると、マシンのフィーリングはとても良い。でも前のマシンの2秒以内に近付くと、大きな問題になるんだ」
「分析を進めていく必要がある。この2週間は、非常に興味深いモノだった。当初は予選でもう少し苦労し、比較的良いペースを手にレースに臨むものと思っていた。それはテストで学んだことだし、開幕戦の金曜日にも学んだことだった」
「でも、結局は2レースで状況が完全に異なってしまった。今回のレースでは予選で速かったけど、レースでは本当に苦労したんだ。F1は予選が鍵になるスポーツだけど、ここはレースできるサーキットだった」
「今日は僕のミスで台無しにしたから、あまりレースには参加できなかった。しかし僕らのペースを見ると、結局は同じようなポジションにいただろう」
このマシンの空力的な敏感さが緩和されることを願うと、ラッセルは語る。
「ポイントを獲得できるのは、日曜日のレースだ。でも多くのサーキットでは、予選の結果も重要になる。基本的には、前にマシンがいない状態では、比較的速いマシンを持っていると思う」
「他のチームと同様、まだマシンを学習している段階だ。空力の開発部門が問題を理解し、小さな変更を加えることで、他のマシンを追いかける時の挙動をもう少し安定させることができることを願っている」
またラッセル曰く、今年のメルセデス製パワーユニットは、大きな前進を遂げたように感じているという。
「メルセデスのパワーユニットは、大きく改善されたと思う。予選モードから、大きな恩恵を受けている。これは、間違いなく僕らを手助けすることになる。一歩後退したと言われるフェラーリ製のパワーユニットを使う、ハースやアルファロメオと比較してね」
ラッセルにとって良いレースとはならなかったシュタイアーマルクGP。しかし昨年とは異なり、中団グループを争えているということを、ラッセル自身は喜んでいる。
「正直に言って、良いスタートが切れ、そして良い1周目と走ることができて嬉しかった。それは、去年苦労したことだし、改善したいと思っていたモノだった。僕らはそれを実現したんだ」
そうラッセルは語る。
「昨年1年間、僕は戦うことができなかった。でも、今日は中団グループにいた。昨年、一度も経験したことがないことだった。他のドライバーを攻撃するのはどんな風に感じるのか、そして前にマシンがたくさん走っている時、ダウンフォースがどう不足するのか、そういう経験を積んでいる」
「学ぶためには、ミスを犯さなければいけないこともある。去年はあちこちでたくさんのミスを犯し、そこから学ぶことになった1年だった」
次のハンガリーGPでは、今回よりもさらに明るい見通しだと、ラッセルは考えている。
「データの上では、ハンガリーの方がマシンに合っていると思う。これはポジティブなことだ。僕らのマシンは、まだ空気抵抗が大きい。1周のアタックでは、パワーユニットでそれを補うけど、レースでは少し苦戦することになるんだ」
「ハンガロリンクは、ドライブするのが好きなサーキット。Q2進出が絶対的な目標になると思う」
Read Also:
- 「メルセデスと戦うには少し遅すぎる」フェルスタッペン、マシンの改善を熱望
- レーシングポイントは2番目に速い? ストロール「この先に向け有望」と期待
- ホンダPU勢は4台中3台が入賞も、ホンダ田辺TD「メルセデスとの差を痛感した」
- 悪夢のような同士討ちにフェラーリ代表「今はドライバーを批判している場合ではない」
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 ベッテル、フェラーリ早期離脱を否定「チームに恩返しがしたい。逃げたりはしない」
次の記事 「僕たちは大人だ」フェラーリのベッテル、同士討ちを引きずらず前を向く
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
James Newbold

人々に勇気と感動を与えた“不屈の男”アレッサンドロ・ザナルディ。レースキャリア伝説の瞬間3選
IndyCar
IndyCar 5 ヵ月前
人々に勇気と感動を与えた“不屈の男”アレッサンドロ・ザナルディ。レースキャリア伝説の瞬間3選

マグヌッセン、次の活躍の場は耐久レース。BMWのLMDhプロジェクトに加入し、WECかIMSAに参戦へ「象徴的なブランドを代表して走るのは誇り」
WEC
WEC
Bahrain November testing
2024/12/05
マグヌッセン、次の活躍の場は耐久レース。BMWのLMDhプロジェクトに加入し、WECかIMSAに参戦へ「象徴的なブランドを代表して走るのは誇り」

ノリス、黄旗無視ペナルティは正しい裁定と納得。勝利争ったフェルスタッペンが“チクリ”も「逆の立場なら僕もやる」
F1
F1
カタールGP
2024/12/01
ノリス、黄旗無視ペナルティは正しい裁定と納得。勝利争ったフェルスタッペンが“チクリ”も「逆の立場なら僕もやる」

More from
ジョージ ラッセル

ラッセル、グリッド降格のシンガポールGPは旧仕様マシンに。前戦のレース前から検討「トラブルで迷う余地はなくなった」
F1
F1
シンガポールGP
5 時間前
ラッセル、グリッド降格のシンガポールGPは旧仕様マシンに。前戦のレース前から検討「トラブルで迷う余地はなくなった」

ラッセル痛恨……シンガポールGPグリッド降格決定で逆転タイトルに暗雲。ウルフ代表認める「残念だが」
F1
F1
バーレーンGP
1 日前
ラッセル痛恨……シンガポールGPグリッド降格決定で逆転タイトルに暗雲。ウルフ代表認める「残念だが」

前戦PUトラブルのラッセル、シンガポールGPでグリッド降格ペナルティの見込み。アントネッリとの点差が離れる中、さらなる痛手
F1
F1
バーレーンGP
2 日前
前戦PUトラブルのラッセル、シンガポールGPでグリッド降格ペナルティの見込み。アントネッリとの点差が離れる中、さらなる痛手

More from
ウイリアムズ

【泥沼裁判】F1マシンが忽然と消えた!? ウイリアムズ、貸し出したFW23が行方不明になる謎の事件が発生……取り戻せるか?
F1
F1
バーレーンGP
23 時間前
【泥沼裁判】F1マシンが忽然と消えた!? ウイリアムズ、貸し出したFW23が行方不明になる謎の事件が発生……取り戻せるか?

『ダンダダン』とコラボ中のウイリアムズ、TWICEツウィが公式テーマソングを担当へ! 日本のアニメとK-POPがF1の世界で融合
F1
F1
アゼルバイジャンGP
10 日前
『ダンダダン』とコラボ中のウイリアムズ、TWICEツウィが公式テーマソングを担当へ! 日本のアニメとK-POPがF1の世界で融合

今季初Q3進出のカルロス・サインツJr.、黄旗無視で痛恨の5グリッド降格ペナルティ。減速が不十分と判断
F1
F1
アゼルバイジャンGP
13 日前
今季初Q3進出のカルロス・サインツJr.、黄旗無視で痛恨の5グリッド降格ペナルティ。減速が不十分と判断
最新ニュース

レッドブルがメルセデスに並んだ? ピアストリ、ライバルの進歩警戒「彼らは圧倒的な強さを誇るチームになった」
F1
F1 F1
シンガポールGP
11 分前
レッドブルがメルセデスに並んだ? ピアストリ、ライバルの進歩警戒「彼らは圧倒的な強さを誇るチームになった」

佐藤、フラガのNAKAJIMA勢ワンツー。代役デビューの卜部は16番手|スーパーフォーミュラ第9戦・第10戦富士:フリー走行2回目結果
スーパーフォーミュラ
SF スーパーフォーミュラ 50 分前
佐藤、フラガのNAKAJIMA勢ワンツー。代役デビューの卜部は16番手|スーパーフォーミュラ第9戦・第10戦富士:フリー走行2回目結果

スーパーフォーミュラには「ドラマが描きたいものが詰まっている」。フジテレビが手掛ける連続ドラマ、同じくレース題材の『エンジン』とは違った作風に?
スーパーフォーミュラ
SF スーパーフォーミュラ 1 時間前
スーパーフォーミュラには「ドラマが描きたいものが詰まっている」。フジテレビが手掛ける連続ドラマ、同じくレース題材の『エンジン』とは違った作風に?

これまでのシンガポールGPとは一味違う? 初のスプリント開催という”挑戦”に、ドライバーたちはワクワク
F1
F1 F1
シンガポールGP
1 時間前
これまでのシンガポールGPとは一味違う? 初のスプリント開催という”挑戦”に、ドライバーたちはワクワク
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録