角田裕毅、F1バーレーンGPの木曜会見に登場「走るのが待ちきれない」
ついにF1デビュー戦を迎える角田裕毅が、バーレーンGPの木曜会見に登場。1年目のシーズンにかける期待、そして開幕を迎えるにあたって準備してきたことなどについて語った。
写真:: FIA Pool
いよいよ開幕する2021年のF1。その初戦バーレーンGPの木曜日に行なわれたFIA公式会見に、今季F1デビューを果たす角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)が登場。シーズンへ向けた意気込みなどを改めて語った。
「マシンはとても快適に感じられています。とてもワクワクしています」
角田は今季のマシンAT02についてそう語った。
「プレッシャーや緊張は感じていません。4歳でカートを始め、F1にデビューするのを目指してきました。F1で走るのが待ちきれないです。だから、本当に楽しみにしています」
「マシンはテストの段階から良さそうでした。ピエール(ガスリー)も言っているように、まだ他のチームがどんなプログラムでテストをしていたのか、それは正確には分かりません。でも、僕らは良い状態にあると思います」
「僕らはうまく戦えると思います。僕には経験がないのでどうなるかは予想できませんけど、懸命にプッシュします。現時点ではポイントを獲得することが目標ですが、今は多くのことは期待していません。ただ、プッシュするだけです」
角田はF1マシンをドライブする際の負荷に耐えるため、このオフの間にトレーニングを強化したと語った。
「特に首のトレーニングに取り組みました。イモラで初めてF1マシンをドライブした時、首に疲れを感じました。特にブレーキングでかかる負荷が、こんなに大きいとは思ってもいませんでした。イモラでは、ブレーキングの時には首が前に持っていかれるような感じなんです。次のタイミングではそれだけGがかかるのを予想して、事前に首に力を入れるんですが、それでも頭は前に振られてしまいます」
「それに対処するため、僕は首のトレーニングに取り組んできました。またF1では、ハイスピードコーナーで大きなGがかかります。これに耐えるためにも、首と、そして体幹のトレーニングに励む必要があったんです」
角田裕毅は身長160cm、体重53kg。今のF1ドライバーの中でも小柄な存在だ。それについて質問が及ぶと、角田は次のように応えた。
「少しアドバンテージがあるかもしれませんが、大きなモノだとは思いません」
そう角田は語る。
「(完全に)好きなようには(マシンの)重量配分を調整することはできないんです。だから、ほんの僅かなアドバンテージしかないと思います」
「空力の面でも、F1でも大きな違いはないと思います。マシンは、大柄なドライバーに合わせて作られていますからね。だから最初に、前がハッキリと見えるように、シートの位置を高くするべく、モノコックの中にたくさんの発泡フォームを入れる必要があります。足がペダルに届くように、特別なペダルケースを作りました。完璧なシートを作るのは大変だったんです」
「だから僕の身長は、大きなアドバンテージではないと思います」
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