登録

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本

アロンソ、オコンの初優勝を好アシスト「正直言って、1〜2周しかハミルトンを抑えられないと思っていた」

F1ハンガリーGPの決勝レースで、アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、猛ペースで追い上げていたルイス・ハミルトン(メルセデス)を10周にわたって抑え込み、チームメイトのエステバン・オコンの初優勝をアシストした。

Fernando Alonso, Alpine A521, Lewis Hamilton, Mercedes W12

写真:: Charles Coates / Motorsport Images

 アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、F1ハンガリーGPで4位入賞(暫定5位扱い)を果たした。アロンソはそれだけではなく、ドライバー・オブ・ザ・デイも受賞。メルセデスのルイス・ハミルトンを10周にわたって抑え込む活躍が評価された結果だ。

Read Also:

 アロンソがハミルトンを長きにわたって抑え切ったことは、チームメイトのエステバン・オコンがF1初優勝を手にするのに、大いに貢献した。もしアロンソが簡単にハミルトンに先行されていたら、オコンはレース最終盤、ハミルトンの猛攻にさらされたのは間違いないだろう。

 オコンもレース後、アロンソのサポートに対して、最大限の感謝を述べている。

 アロンソも今回のレースを、大いに満足しているようだ。

「チームメイトが勝つのをサポートしたのは、おそらく(WECの)トヨタ時代以来のことだったと思う」

 アロンソはレース後にそう語った。

「でも今回は予想外のことだったから、もっと特別だ。おそらく、レースに勝てるだけのペースはなかった。本当に特別な状況が必要なんだ。今日はそういう状況にあり、運は僕らに味方してくれていたんだ」

「チームの仕事には、とても満足している。全ての人、メカニック、エンジニア、ファクトリーのみんな……彼らはこのマシン、そして2022年に向けたプロジェクトに非常に熱心に取り組んできた。コロナ禍における制限により、イギリス人には多くのレッドリストの国がある……いくつかの国に行くには、多くの制限があるんだ。後半も非常に厳しい日々になるだろうけど、夏休み前にこういう結果を残すことができて、とても素晴らしい気分だ。笑顔がいっぱいだ」

「もちろんエステバンにとっても良かった。彼はこれでグランプリ勝者になった。僕も2003年のハンガリーで、同じようなことが起きた。ここは僕らのチームにとって幸運な場所なのかもしれないね」

 2003年、ここハンガリーでルノーR23を駆り、F1初優勝を手にしたアロンソはそう語った。

 なおレーススタート直後には、ターン1で多重クラッシュが発生。多くのマシンがダメージを負ったり、リタイアを余儀なくされた。しかしアロンソは、この事故を無事に切り抜けることができたが、これが幸運だったと語る。

「ダメージはなかった。ラッキーだったね。レースを見返してみると、これでレースに勝つチャンスが生まれた。他の人たちのように、ターン1でリタイアせずに済み、幸運だったと思う」

「この事故の結果、僕らはトップ5に入ることになった。今年の僕にとっては最高のポジションだ。でもその後もずっと戦わなければいけなかったから、決して楽にこのリザルトを手にできたわけじゃない。自分がやったレースは誇りに思っているし、”ドライバー・オブ・ザ・デイ”を貰えたのも、それを示していると思う」

「幸運なことがあれば、今年いくつかの表彰台を手にできるかもしれない。昨年、チームは3回の表彰台を獲得した。今年はまだ1回だ。でもそれらは全て、特別なレースだった場合だ。その時、争いに加わる必要がある。純粋なペースでは、表彰台を手にするのは難しいからね。もしかしたら、残りのレースでもそういう特別な状況が何度か生まれるかもしれない。そしてそれに僕も加わって、楽しめたらいいね」

 前述の通り、アロンソは猛追してきたハミルトンの前に立ち塞がり、オコンの勝利をサポートした。当時アロンソは、チームから細かいことは聞かされていなかったものの、レースの概ねの状況は把握しており、ハミルトンを抑えることがどれだけ大切かということを理解していたという。

「いや、チームは何も教えてくれなかった。でも、レースの状況は大体分かっていた」

 そうアロンソは語る。

「僕は大きな画面を見ていた。エステバンとベッテル(セバスチャン・ベッテル/アストンマーチン)が戦っていて、ふたつほど前のコーナーにいることが分かったんだ。終盤の20周ほど、ハミルトンは1周につき2〜3秒も速く走っていたから、普通に走れば勝つのに十分だっただろう」

「だから僕は、彼を抑え込むことが大切だということが分かっていた。それは、エステバンが勝つために必要なことだった。でも正直に言って、彼を1〜2周以上抑え込むのは難しいとも思っていたんだ……しかし、コース終盤のいくつかのコーナーで、彼は僕の後について走るのに少し苦労しているようだった。だから、ストレートで差を開いて、ディフェンスするだけで十分だったんだ」

「彼は10周くらい僕の後ろを走ったことで、いくつかの異なる走行ラインを学んだみたいだった。だからそれを活かして、たった1周でカルロス(サインツJr./フェラーリ)を抜くことができたんだ」

 

Read Also:

Be part of Motorsport community

Join the conversation
前の記事 ハミルトン、タイヤを換えずグリッドにポツンとひとり……メルセデス「判断は100%適切だった」
次の記事 多重クラッシュ引き起こしたボッタス「完全に僕の判断ミス」苦しい前半戦を象徴するレースに

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本