角田裕毅のFP1のトラブルは配線のダメージ。アルファタウリ代表が明かす
アルファタウリ・ホンダのフランツ・トスト代表がF1オランダGPの金曜会見に登場し、FP1で角田裕毅のマシンを襲った問題について説明した。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
アルファタウリ・ホンダのフランツ・トスト代表が、F1オランダGPの金曜日に行なわれた公式会見に登場。フリー走行1回目で角田裕毅が見舞われたトラブル、そして、来季のドライバーラインアップについて現状での見通しについて語った。
36年ぶりに開催されているオランダGP。舞台となるザントフールト・サーキットは、最近改修されたばかりであり、現行レイアウトのコースを走るのはほとんどのドライバーが初めて。そのため、1周でも多く走行を経験しておきたいところだ。
しかし角田はFP1早々にトラブルに見舞われ、タイムを計測することができなかった。
「ユウキには、少し(燃料もしくはオイル)漏れの問題が発生した。これにより、ワイヤーハーネス(電気配線)にダメージがあった箇所に、小規模な火災が発生してしまったんだ」
トスト代表は角田が見舞われたトラブルについてそう説明した。
「このワイヤーハーネスを交換するためには、一度ギヤボックスを外す必要があった。これにはかなりの時間を要するため、FP1で彼はそれ以上走ることができなかった」
「しかしFP2での彼は、素晴らしい仕事をしたと言わなければいけない。彼は、このコースを走るのは初めてなんだ。他のドライバーと同じようにね。彼は1周ごとにラップタイムを改善していった。そして今では、走る前よりも確実にサーキットを理解している」
「FP3では、さらに前進してくれることを願っている。私は、彼が予選Q3に進出することを期待しているからね」
FP1を走れなかったことは、角田にとって大きな痛手なのではないか? トスト代表はその問いに次のように答えた。
「もちろん、それは良いことではない。誰もが知っていることだ。でも、そういう起きるべきじゃないようなことが発生することもある。F1やモータースポーツでは、そういうことがあるんだ」
「そういう意味では、推測するというのは非常に重要なのだ」
「予選では、2台のマシンがQ3に進むのが目標だ。全てがうまくいく必要があるが、FP1とFP2では、ピエール(ガスリー)が素晴らしい速さを示した。彼らが正しいセットアップを手にし、エンジニアが正しい作業をすることができれば、それは可能なはずだ」
夏休みの間に、レッドブルはセルジオ・ペレスとの契約延長を発表。その他にも来季に向けたドライバー市場が、大きく動いている。しかしまだアルファタウリは、来季のドライバーラインアップを発表していない。
来季のドライバーラインアップの発表はいつか? トスト代表は次のように語る。
「スクーデリア・アルファタウリのドライバーラインアップは、まもなく確認できると思う。あとは待ってみるしかないね」
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