フリー走行レポート
F1 アメリカGP
F1アメリカFP2:ペレスがトップタイムで初日を締めくくる。僚友フェルスタッペンはアタックできず……角田は16番手
F1第17戦アメリカGPのフリー走行2回目が行なわれ、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)がトップタイムをマーク。角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は16番手だった。
滑川 寛
編集: 2021/12/13 8:18
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

F1第17戦アメリカGPのフリー走行2回目が行なわれ、レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスがトップタイムをマークした。
2年ぶりの開催となる今回のアメリカGP。その舞台は、テキサス州・オースティンにあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)である。全長5.513kmのコースに20個のコーナーが散りばめられ、急坂を駆け上がっていくターン1や鈴鹿サーキットにも似たS字区間などが特徴だ。
インディカー・シリーズやNASCARなど独自のモータースポーツ文化を持つアメリカだが、金曜日からCOTAには多くのF1ファンが訪れていた。グランドスタンドは人で埋まり、RVエリアには多くのキャンピングカーがひしめいていた。来季のマイアミGPの追加によるアメリカでの2レース開催に向け、アメリカでもF1人気が高まっているという。
FP2開始前の天候は晴れ。気温29度、路面温度38度とFP1よりも気温・路面温度共に上がっている。60分のセッションが開始されると、多くのマシンは硬めのハードタイヤとミディアムタイヤを投入。周回数を重ね、自己ベストを更新していった。
金曜日ながらも、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)は最終コーナーからターン1にかけてサイド・バイ・サイド。ある意味で”レース想定”ができたことになる。
2012年からF1カレンダーに復活したアメリカGPの舞台となっているCOTAは、2015年に水害に見舞われた影響か、路面には各所にバンプが出現するようになった。これは前回開催時にも指摘されたことであり、先日行なわれたMotoGPアメリカズGPの際にも問題に上がった。今回のF1アメリカGP開催に向けては、これを改善するために路面を研磨したとのことだが、FP1からマシンはバンプで跳ね、路面各所にはヒビが認められた。FP2でもバンプの影響かブレーキングミスでタイヤにフラットスポットを作ってしまうドライバーや、コーナー途中でマシンが暴れるドライバーも多く見られた。
セッションが20分を過ぎると、ほとんどのドライバーが新品のソフトタイヤに履き替え、アタックラップを開始した。各車がタイムを上げると同時に、トラックリミット違反によりタイム抹消となるドライバーも増えた。今回はターン9とターン19がその対象で、ルイス・ハミルトン(メルセデス)や角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)などが最終コーナー手前のターン19で白線を超え、タイム抹消となった。
予選想定プログラムを終え、残り20分という所で各車はユーズドタイヤを投入しロングランへプログラムへ移行した。
各車が精力的に周回を重ねる中、残り3分というところでフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)がターン19でスピンアウト。アロンソはリヤからウォールに当たったものの、大きなダメージもなく自力でグラベルから抜け出した。ただアロンソは、FP1からマシントラブルに見舞われ、さらにこのセッションでのスピン……初日から良い流れを掴めていないようだ。
結局このセッションのトップタイムは、1分34秒946をソフトタイヤでマークしたペレス。強みとしているロングランのペースもメルセデス勢と肩を並べており、良い形で初日を締めくくった。その一方チームメイトのフェルスタッペンは、アタックラップに入る直前の最終コーナーでトラフィックに捕まりアタックを断念。結果として新品ソフトタイヤでのタイム計測をせずにFP2を8番手で終えた。
2番手には、トップから0.257秒差の1分35秒203をマークしたランド・ノリス(マクラーレン)が付けた。メルセデス勢ふたりをはさみ、僚友ダニエル・リカルドが5番手タイムを記録するなど、マクラーレンはチームとしても良い仕上がりのようだ。
角田はトップのペレスから2.037秒差の1分36秒983を記録し16番手。24周を走り、自身初のCOTAでコース習熟を入念に行なうことができたが、1分36秒242僚を記録し12番手の僚友ピエール・ガスリーとの差は依然として大きいのも事実。FP3以降での改善が求められる。
Read Also:
- 事前に対策も実施済み! COTA代表、路面のバンプは「F1アメリカGPでは問題にならない」と確信
- F1は再び『走る実験室』になった。今季限りで撤退のホンダが、燃料とバッテリーの開発に込めた”未来”
- メルセデスのボッタス、F1アメリカGPで6基目のICE投入へ…ここまで4戦中3戦でPU交換のグリッド降格ペナルティ
- F1アメリカFP1:メルセデスが1-2! 好調続くボッタスがトップタイム、アルファタウリ角田は18番手
- 現行F1マシンは史上最高! ペレス「2022年マシンは悪くないけど……今とはかなり違う」
順位 ドライバー 周回数 タイム 差 前車との差 平均速度 1 セルジオ ペレス 24 1'34.946 209.032 2
ランド ノリス 20 1'35.203 0.257 0.257 208.468 3
ルイス ハミルトン 22 1'35.310 0.364 0.107 208.234 フルリザルトを見る
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 ホンダ田辺豊治テクニカルディレクター「順調にプログラムを消化できた」F1アメリカGP初日
次の記事 レッドブル、メルセデスが直線速度向上のために”魔法のデバイス”を使用していると疑う……しかしウルフ代表完全否定
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment
More from
滑川 寛

勝負の行方は“己の腕”次第。2度の世界覇者・笹原右京が語るROTAXカート「僕の人生を一番変えた場所」
Sponsored
Sponsored 11 ヵ月前
勝負の行方は“己の腕”次第。2度の世界覇者・笹原右京が語るROTAXカート「僕の人生を一番変えた場所」

レッドブルF1角田裕毅、昇格後ベストのアゼルバイジャンGPは「偶然じゃない6位」“残留タイムリミット”迫る中で確かな自信
F1
F1
アゼルバイジャンGP
1 年前
レッドブルF1角田裕毅、昇格後ベストのアゼルバイジャンGPは「偶然じゃない6位」“残留タイムリミット”迫る中で確かな自信

神童と呼ばれた男アントネッリ、苦戦続きもアゼルバイジャン4位で光明? 表彰台届かず悔しさも「自信が戻ってきた」
F1
F1
アゼルバイジャンGP
1 年前
神童と呼ばれた男アントネッリ、苦戦続きもアゼルバイジャン4位で光明? 表彰台届かず悔しさも「自信が戻ってきた」
最新ニュース

日本GPは散々な週末に……アレックス・マルケス、ノーポイントでもてぎ去る「ライダーとして許されないミスだった」
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
2 時間前
日本GPは散々な週末に……アレックス・マルケス、ノーポイントでもてぎ去る「ライダーとして許されないミスだった」

アロンソがセパンで8位、最後ノリスを封じる「次のシンガポールにも希望が見えている」
F1
F1 F1
バーレーンGP
3 時間前
アロンソがセパンで8位、最後ノリスを封じる「次のシンガポールにも希望が見えている」

フォーメーションラップでマシンが次々ストップ……セパンで何が起きていた? FIA説明「ソフトウェアに不具合があり、アップデートが必要だった」
F1
F1 F1
バーレーンGP
12 時間前
フォーメーションラップでマシンが次々ストップ……セパンで何が起きていた? FIA説明「ソフトウェアに不具合があり、アップデートが必要だった」

ホンダF1にとってマレーシアでのバーレーンGPは今季最高のレースに。折原エンジニア「PUの実力を完全に反映したわけではないが……価値ある結果」
F1
F1 F1
バーレーンGP
12 時間前
ホンダF1にとってマレーシアでのバーレーンGPは今季最高のレースに。折原エンジニア「PUの実力を完全に反映したわけではないが……価値ある結果」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録