アルファタウリAT03がシェイクダウン。リヤサスペンションがプッシュロッドに変更!
アルファタウリAT03がシェイクダウンを実施。そこで走ったマシンは、発表イベント時に公開されたモノとは各所が異なっていた。特にリヤサスペンションは、プルロッドからプッシュロッドに変更となった。
Alphatauri AT03 Rear Suspension
Red Bull Content Pool
アルファタウリがニューマシンAT03のシェイクダウンを行ない、その走行画像が公開された。そこに写っていたマシンは、発表イベントで公開されたモノとは、異なる部分がいくつかあった。
まずノーズだ。発表イベント時のAT03は、ノーズ先端に平らなフロントウイングのフラップ4枚が取り付けられていた。しかし走行したAT03のノーズは、高さこそ変わっていないように見えるものの、フロントウイングの中央部は持ち上げられ、ノーズの若干高い位置に接続されている。これにより、ノーズ先端の両側から、気流をフロアに向けて取り入れているのだろう。
またサイドポンツーンのインテークは若干大きくなった印象。さらにその上のショルダー部には、リヤビューミラーのステーに続くように、小型のフィンが取り付けられている。
フロアにも変更が加えられた。中腹部に切り込みが設けられ、その上にブリッジ状の空力パーツが取り付けられている。これは、ここで気流の渦を作り、ベンチュリトンネルを流れる気流を封じ込めているのではなかろうか?
これらの空力パーツは、今後も様々な変化を遂げていくことになるだろう。
さて実車最大の変更点は、リヤサスペンションにある。
発表イベントの仕様では、プルロッドを採用していた。しかしミサノで走ったAT03のリヤサスペンションには、プッシュロッドが採用されている。これで前後ともにプッシュロッド……この方式を選んだのは、アルファロメオC42に続く今季2台目となった。
リヤサスペンションの構成部品は、譲渡可能コンポーネント(TRC)と規定されている。このアルファタウリAT03は、リヤサスペンションを姉妹チームであるレッドブルと共有している可能性が高い。つまり、まだ実車が披露されていないレッドブルも、リヤにプッシュロッドを採用している可能性があるだろう。
そしていよいよ2月23日から、F1のプレシーズンテストがスペインのバルセロナ近郊、カタルニア・サーキットで始まる。
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