F1

メルセデスF1、大苦戦した昨年マシンW13の”コンセプトを捨てるべき理由”は見当たらず「W14はその良さを引き継いで前進させた」

メルセデスF1のテクニカル・ディレクターであるマイク・エリオットは、大苦戦した昨年マシンW13には優れた部分がたくさんあり、その良さを2023年マシンW14に引き継いだと明かす。

田中 健一

編集: 2023/02/16 10:34

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Mercedes W14 front wing detail

 メルセデスF1のテクニカルディレクターであるマイク・エリオットは、大苦戦した昨年型マシンW13には多くの優れた点があったと考えており、2023年マシンW14では、その良さを引き継ぎつつ、問題を修正することに集中したと語る。

 2014年から2021年まで、コンストラクターズタイトルを8連覇したメルセデス。しかし新レギュレーションが投入された2022年は大苦戦し、ジョージ・ラッセルがサンパウロGPで上げた1勝のみでシーズンを終えた。

 この苦戦はマシンにあるのは当然のことだが、そのマシンW13には多くの優れた点があったという。そのため、2023年のマシンW14は、W13からコンセプトを変えることはなかったようだ。

「外から見ると、コンストラクターズタイトルを8連覇した後に不振な1年を過ごしたため、多くの人たちが我々は図面を破り捨て、1から再出発すると考えたかもしれない。しかし、そうではないんだ」

 エリオットはそうコメントを寄せた。

「W13には、気に入らない部分も含めて、多くの優れた点があったと考えている。だからW14では、その良さを受け継いで前進させ、W13で発生した問題を修正したということだ。そしてその時点から、可能な限り多くの進歩を遂げることが重要なんだ。F1で真の意味での利益を得られるのは、そこなんだ」

「その利益は、学習し、それをパフォーマンスに変換することではじめて得られる」

「今の世代のマシンは、パフォーマンスの全ては細部からもたらされる。そのほとんどはフロア下にあるため、ファンにはあまり見えない。でもW14を見ると、W13のDNAだけでなく、多くの部分が進化し、細部が改善しているのが見える」

「驚く人もいるかもしれないが、我々が行なった全てのテストにおいて、W13のコンセプトから離れるべき理由は見当たらなかった。昨年直面した問題……特にバウンシングの問題は、マシンの形状に起因するモノではなかったのだ」

「変更した全ての部分と、そしてその変更を行なった理由を説明すれば、このマシンの膨大な量の作業が費やされたことが分かるはずだ」

 エリオットは、既にアップデートの準備を進めているという。そして数ヵ月で、最高のパフォーマンスを発揮できるようになるとしている。

「シェイクダウンとテストでこのマシンを走らせ、その後序盤戦数レースに向けた開発を既に進めている」

「テストの大きな目的は、マシンについてもっと理解し、その本来のパフォーマンスを解き放つことだ。全ての情報を収集し、今後数ヵ月でできる限り早くマシンの最高のパフォーマンスを発揮するための方法を考え出すことが重要なんだ」

 

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