みんなムジェロが大好き……多くのF1ドライバーがコースを称賛。再びの開催なるか?
先日、トスカーナGPとして初めてF1を開催したムジェロ・サーキット。多くのドライバーはこのサーキットを気に入り、再び同地でグランプリが開催されることを望んでいると語った。
Charles Leclerc, Ferrari SF1000
Mark Sutton / Motorsport Images
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、スケジュールが大きく変更された2020年のF1開催カレンダー。全てのチームがヨーロッパを拠点にしているということもあり、改定後の開催地も、ヨーロッパ圏内が中心となっている。
そんな中でも開催地を稼ぐため、当初の予定にはなかったサーキットでのレースも複数組まれている。先日開催されたムジェロでのトスカーナGPもそのひとつである。
2021年シーズンの開催カレンダーは、当初今年に向けて組まれていたモノとほぼ同じになる可能性が高い。しかし多くのドライバーが、ムジェロでの再開催を期待している。
「個人的には、このサーキットが大好きだ」
トスカーナGPを勝ったメルセデスのルイス・ハミルトンはそう語った。
「レースにとってどうだったのか、それは僕には分からない。でも、ドライブするのが最も難しいサーキットのひとつだ。中速から高速のコーナーが連続しているからね」
「素晴らしいサーキットだ。それほど危険だとは思わないよ。ランオフエリアとグラベルトラップを備えた、古いタイプのサーキットだ。それが変わらないことを望んでいる。また戻ってこられるといいね」
フェラーリのシャルル・ルクレールは、予想以上にオーバーテイクがあったことが、ショーに貢献することになったと語った。
「ムジェロでの週末、そしてサーキット全体を本当に楽しむことができた。だから、通常のカレンダーにも加えられればいいと思う」
そうルクレールは語った。
「2度もレッドフラッグが出たから、特別なレースだった。レース前にはどれだけオーバーテイクができるのかということについて少し心配していたけど、実際には結構な数のオーバーテイクがあった」
「その点では驚くほど良かったね。そしてコースも素晴らしい。またここに戻ってきたいと思っている」
ルノーのダニエル・リカルドも、予想以上のオーバーテイクがあったとルクレールの意見に同意。2006年までのように、イタリア国内で毎年2レースが開催され続けることを望んでいると語る。
「僕らは事前には、このサーキットは予選では面白いかもしれないけど、レースでは前のマシンについていくのが難しく、嫌いになってしまうんじゃないかと恐れていた」
そうリカルドは語る。
「でも予想よりもはるかに良いレースをもたらしてくれた。今年最もエキサイティングなレースのひとつであり、退屈とは程遠いものだった」
「多くのドライバーが、またここに戻って来たいと思っているはずだ。言うまでもなく、モンツァがイタリアでのレースだし、僕らも大好きだ。だからモンツァの開催を止めてまで、ムジェロでのレースを開催して欲しいとまでは思わない。でも両方のサーキットでのレースが毎年行なわれれば、素晴らしいことだよね」
フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、サーキットのレイアウトのせいで、セーフティカーや赤旗が多発したわけではないと語った。
「素晴らしいコースだと思う。将来、また戻ってくることができたらいいな」
そうベッテルは言う。
「ドライバーとして、起伏や高速コーナーを楽しむことができた。でも、今日2回も赤旗が出され、3回のスタートが行なわれたのは、コースレイアウトのせいだとは思わない」
「最初の赤旗は、避けなければいけなかった。かなりショッキングな事故だったからね。でも、みんなが懸念していたにもかかわらず、オーバーテイクも可能だった」
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