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意外すぎる展開に笑いあり涙あり? F1記者会見ベストセレクション

F1ではレースウィークエンドが始まる前に公式の記者会見が開かれ、出席したドライバーが記者からの様々な質問に答える。今回はその記者会見の中で起きた騒動、ちょっとしたハプニングを振り返る。

Daniel Ricciardo, Renault F1 Team, Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 and Lando Norris, McLaren in the Press Conference

写真:: Gareth Harford / Motorsport Images

■スーティルは根に持つタイプ(2009年アブダビGP)

Adrian Sutil, Force India VJM02

Adrian Sutil, Force India VJM02

Photo by: Andrew Ferraro / Motorsport Images

 トヨタのヤルノ・トゥルーリとフォースインディアのエイドリアン・スーティルは、2009年ブラジルGPのオープニングラップで接触し、共にリタイア。直後にはふたりが激しく口論する姿が国際映像にもキャッチされた。

 翌戦のアブダビGPを前にした記者会見では、スーティルの怒りが収まらず、トゥルーリに怒涛の“口撃”。同席したキミ・ライコネン(フェラーリ)、フェルナンド・アロンソ(ルノー)らも苦笑いするしかなかった。

〜会見にて〜

スーティル「あのアクシデントについては議論する必要はないと思う。自分自身にもとても失望している。でも、僕はただ普通に走っていただけで、彼がコントロールを失って僕のリヤにぶつかってきた。だから僕の問題じゃなくて彼の問題だ。なぜ彼があんなにカッカしているのか分からないよ。正直」

トゥルーリ「そんなに言うなら証拠写真を見せてあげるよ笑(持参した写真を見せながらスーティルに説明)なぜ君が見えなかったのか分からないけど、僕のフロントウイングは君のフロントウイングのすぐ横まで来てたよ。だから……」

スーティル「でも君はアウトから縁石に乗りながらオーバーテイクしようとしたよね? 僕は悪くないよ」

トゥルーリ「えーと、つまり君は……」

スーティル「君はただ普通に走っていたとは言えないよ。バルセロナでもそうだった。君がコントロールを失ってフォースインディアのマシンとクラッシュした。今回もだ!」

トゥルーリ「僕はただ……」

スーティル「君はマシンの限界を知る必要があるよ。そうじゃないと、どこへ行くか分からないからね」

トゥルーリ「ともあれ、僕は思うんだけど……」

スーティル「いやいや」

アロンソ「(隣のライコネンに)もう行かない?(笑)」

スーティル「(苦笑)バルセロナのレースを見てほしい。僕はぶつかってないんだ。君がぶつかってきたんだよ」

トゥルーリ「僕は全然怒ってないし、彼のことも嫌いになってないからね」

スーティル「ごめん、僕は本当に理解できないんだ」

 

■モントーヤ、無礼なコメディアンに激怒! 怒りの途中退席(2004年オーストラリアGP)

Juan Pablo Montoya, Williams BMW FW25

Juan Pablo Montoya, Williams BMW FW25

Photo by: Sutton Images

 2004年の開幕戦オーストラリアを前にした記者会見の中で、ウイリアムズのファン・パブロ・モントーヤは地元コメディアンからの質問を受けた。しかしそれらの質問はファン(Juan)、ワン(One)、ワンダー(Wonder)など発音の近い単語を多用したふざけたもので、次第にモントーヤの表情は曇っていく。そして最終的に、彼は会見を途中で切り上げてその場を去ってしまうのであった。

〜会見にて〜

コメディアン「ひとつ(One)不思議なのは、フォーミュラワン界のワンダーキッドであるファンはフォーミュラワンの1(One)年目で1(One)レースしか勝っていないことです。ファンは(2004年の)第1(One)戦で今季1(One)勝目を勝ち取りたいですか?」

モントーヤ「…確かに第1戦も勝ちたいと思っているよ」

その後も不可解な質問が続き……

コメディアン「(誰かと電話をするフリをしながら)僕はゴルフできないよ! 何? 彼に聞いてみろって?」

コメディアン「(モントーヤに)午後から僕の母とゴルフしませんか?」

モントーヤ「よし、ありがとう(席を立つ)」

コメディアン「(再び電話をするフリをしながら)しないってよ!」

 

■リカルドの放送禁止用語に、ノリス笑い泣き!(2019年イギリスGP)

Daniel Ricciardo, Renault F1 Team and Lando Norris, McLaren laughing in the Press Conference

Daniel Ricciardo, Renault F1 Team and Lando Norris, McLaren laughing in the Press Conference

Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images

 2019年イギリスGPでの公式記者会見でルイス・ハミルトン(メルセデス)は、同郷の元F1ドライバー、ナイジェル・マンセルほどの絶大な人気をイギリスで得られていないのではないか、との指摘を受けた。ハミルトンは返答に困っている様子だったが、そこにランド・ノリス(マクラーレン)、ダニエル・リカルド(ルノー)らが茶茶を入れはじめ、収集がつかなくなっていく……

〜会見にて〜

ノリス「やっぱ髭が大事なんじゃない?」

ハミルトン「あ、口髭? でも実際あんまり伸びなくない?」

ノリス「確かに、僕もあんまり生えてこないんだけどね」

リカルド「*****も?……」

ノリス「ん?」

リカルド「*****……」

ノリス「(爆笑)」

しばらくして……

記者「(ハミルトンに対し)あなたの左側にいる若者(ノリス、ジョージ・ラッセル/ウイリアムズ)は、私の計算が正しければふたり合わせて40歳ですが……」

ノリス「フフフフ……」

ハミルトン「何が面白いんだよ!(笑)」

リカルド「(記者に向かって)そういうことじゃない! そういうことじゃないから!」

記者「私の計算は合っていたんですね」

ハミルトン「うん、合ってるよ」

ノリス「……(堪えきれず爆笑)」

ハミルトン「何が面白いの? 何が起きてるよ(笑)」

一同爆笑

リカルド「(ノリスに)泣いてるじゃん!(笑)」

ラッセル「(記者に)大丈夫! 質問とは関係ないことだから」

 

■必殺の“シューイ”でライバルを病院送りに?(2017年イギリスGP)

Race winner Daniel Ricciardo, Red Bull Racing celebrates on the podium with a shoey

Race winner Daniel Ricciardo, Red Bull Racing celebrates on the podium with a shoey

Photo by: Sutton Images

 レッドブルのダニエル・リカルドは2016年に初めて『シューイ(シャンパンをレーシングシューズに入れて飲む行為)』を表彰台で披露したが、その頻度が増えていることについて質問を受けた。それに対しリカルドは得意のジョークで返した。

〜会見にて〜

記者「あなたは昨年表彰台でシューイを始めましたが、徐々にそれは恒例になりつつありますね」

リカルド「正直、バクーのシューイも計画してやった訳ではないんだ。『今回はやらないかな』という感じだったけど、DC(デビッド・クルサード)が僕のシューズを脱がした。オーストリアでは、マーティン(ブランドル)も喜んでやってくれた。だから……そろそろ腹を壊す人が出てくると思ってるんだ」

一同爆笑

ルイス・ハミルトン(メルセデス)「靴から飲み物を飲むというのは……僕はやりたくないね。特に誰かさんのはね!(笑)」

リカルド「連戦の時は気を付けた方が良いよ。ポディウムに乗った3人が全員1週間入院しちゃったらもう……」

一同爆笑

記者「メルセデス代表のトト・ウルフは、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の30歳の誕生日を祝うバースデイパーティに行ったそうですが……」

パスカル・ウェーレイン(ザウバー)「セブは本当に良い人だから、僕も行こうとしたんだけどね……」

リカルド「あれ、何で招待されてないの?(笑)」

ウェーレイン「分からないよ(笑)彼の方は僕のことを良い人と思ってないんじゃないかな」

一同爆笑

記者「ダニール(クビアト/トロロッソ)、あなたも(パーティに)行ったんですか?」

クビアト「彼はもう僕のことを忘れてくれてるといいんだけど……(パーティに行くのが)想像すらできないよ」

リカルド「“魚雷様”で招待されてたよ。僕は見たんだ」

ハミルトン「何が魚雷なの?」

リカルド「セブは彼をそう呼んでるんだよ。去年の中国の一件で(笑)」

クビアト「君には面白いのかもしれないけどさあ……」

 

■で……質問何だっけ?(2014年アブダビGP)

Sebastian Vettel, Red Bull Racing

Sebastian Vettel, Red Bull Racing

Photo by: XPB Images

 2014年アブダビGPの記者会見には、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォースインディア)、ニコ・ロズベルグ(メルセデス)の6名が出席した。会見の中では、ひとりの記者の長くまどろっこしい質問に、一同は苦笑い。質問内容を一発で理解できた者はひとりもいなかった。

〜会見にて〜

記者「皆様、30年前にニキ・ラウダは言いました。『訓練された猿がコックピットに収まれば、マシンを運転することができる』と。それから30年後、セバスチャン(ベッテル)は言いました。『F1マシンはコンピューターのように複雑だ』と。そしてニコ・ロズベルグは『レース中はプレッシャーがかかる』と言いました。どのレースで言ったかは忘れましたが……」

記者「おふたりに質問です。ステアリングに20以上のボタンが存在する現代のF1マシンは、複雑すぎると感じますか? 大変すぎる、プレッシャーがかかると感じますか? レース中の技術プログラムに関して、将来的にどんなものを望みますか? ボタンが少ない方が良いですか? どちらにせよエンジニアともっとコミュニケーションを取りたいですか?」

司会「誰に対しての質問か言っていただいてもいいですか? 誰に答えて欲しいんですか?」

ベッテル「この人は(誰への質問か)ちゃんと言ったよ! ニコ(ロズベルグ)と僕に向けて言ったんだ。君は質問をちゃんと聞いてなかったな?……それで質問は何だっけ?」

 

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