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FIA、EVマシンが平等に扱われてないとするサインツの意見を棄却「結果がそれを証明している」|ダカールラリー2022

FIAのクロスカントリー委員会のユタ・クラインシュミット会長は、ダカール・ラリー2022でTEAM AUDI SPORTのEVマシンが「平等に扱われていない」とするカルロス・サインツの指摘に反論した。

#202 Team Audi Sport Audi: Carlos Sainz, Lucas Cruz

#202 Team Audi Sport Audi: Carlos Sainz, Lucas Cruz

Audi Communications Motorsport

 FIAクロスカントリー委員会を取り仕切るユタ・クラインシュミット会長は、EVマシンとガソリンマシンの性能調整を訴えるTEAM AUDI SPORTのカルロス・サインツの意見に反論した。

 サウジアラビアで開催されている2022年のダカール・ラリーだが、サインツは電動パワートレインやハイブリッドエンジンを搭載するマシンを対象とする新たな「T1アルティメットクラス」のレギュレーションについて、彼の乗るアウディの電動マシンRS Q e-tronがガソリンエンジン勢と同等に扱われていないと批判していた。

 アウディがライバルよりもかなり重い車両で参戦しているにも関わらず、重量増を補うためのパワー強化やインフレーション・デフレーション・システム(タイヤの空気圧をコックピットからコントロールできるシステム)もないのは不公平だというのが、ダカールで3度の優勝経験を持つサインツの意見だった。

 しかしクラインシュミットは、ダカール・ラリー4日目にサインツがRS Q e-tronを駆りステージ優勝を飾っていることを指摘して、ダカール初挑戦のアウディが不利になることはないと考えている。

 3台体制で2022年のダカール・ラリーに臨むアウディとしては、ここまでトラブルに見舞われながらも、サインツのチームメイトであるステファン・ペテランセルやマティアス・エクストロムも上位フィニッシュを複数回記録している。

「今のところ、彼らが不利だとは思えない」と2001年のダカールウィナーでもあるクラインシュミットはmotorsport.comに対して語った。

「外に出て彼らが走り去るのを、スタート地点や砂丘で見たらね」

「私はヘリコプターに乗っているから、彼らを随所で見ることができる。砂丘を飛び越えていく姿もね。だから私としては、彼らはパワーで不利になることもなく、車重が重いとしても彼らはとても速い」

「重量オーバーはレギュレーションの問題ではなく、指定された重量に抑えなかったからだ」

「これらのマシンに要求される最低重量は、現時点で2トン。彼らはそれより重いマシンなのに(最低重量レギュレーションを)少なくすることを求め、我々は増やすことにした」

「とても満足している。カルロスが言ったように彼らが不利になることは絶対にない。彼らのパフォーマンスがそれを証明している。だからレギュレーションには満足しているし、いい仕事ができたと思っている」

「新たしいT1+とT1アルティメットのマシンにはそれぞれデータロガーが搭載されている。ダカール終了後には全てが分析されることになる」

Jutta Kleinschmidt, ABT CUPRA XE

Jutta Kleinschmidt, ABT CUPRA XE

Photo by: Andrew Ferraro / Motorsport Images

 アウディはプライベートテストを重ねた結果、2021年のデビューを諦めて2022年のダカール・ラリーでRS Q e-tronを競わせることになった。

 序盤からサインツ、ペテランセル、エクストロムの3人はサスペンションのトラブルに見舞われることになったが、肝心の電動パワートレインは高い信頼性を見せており、クラインシュミットも感銘を受けているという。

「このテクノロジーの信頼性にはとても驚いている。もっと技術的なトラブルが発生すると思っていたからね。これまでの問題はナビゲーションミスや何かにぶつかったり、ショックアブソーバーにトラブルが出たりなどヒューマンエラーに近いモノで、新しいテクノロジーに起因するモノは含まれていない」とクラインシュミットは語る。

「新しいテクノロジーが有益であることを示している。カルロスはステージ優勝を果たしているし、ここにいる誰もがその性能に感銘を受けている」

「それは素晴らしいことで、我々が正しい道を歩んでいることを示せて嬉しく思っている。疑う人も多かったが、これは素晴らしいことだ。とても嬉しい」

「最終的には、クリーンテクノロジーのみのマシンにしていきたいと考えている。それが未来の姿だと思っているからね」

「クロスカントリーは、メーカーが新しいアイデアを持ち寄り、アウディのように独自で開発し、未来の技術を披露できる唯一の国際チャンピオンシップになった」

 
 
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