FIA F2 バーレーン
FIA F2とFIA F3、今季から55%持続可能燃料を投入。FIA会長「モータースポーツは、自動車産業の未来に向けた解決策を提供する道をリードしている」
FIA F2とFIA F3は2023年から、55%の持続可能燃料の使用をスタートさせた。すでに開幕戦バーレーンラウンドでも、この燃料が使われた。
公開日時: 2023/03/09 10:45
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F1と併催されているFIA F2とFIA F3は、今シーズンから燃料の55%を持続可能燃料に切り替えた。2026年から100%持続可能燃料を使う予定のF1に先行する格好だ。
地球温暖化対策が急務だと叫ばれている昨今。一般の自動車産業だけでなく、モータースポーツにもその波が押し寄せている。そのための策としてF1は2026年から100%持続可能燃料を使用することを決定。MotoGPやWEC(世界耐久選手権)といった世界規模のシリーズはもちろん、日本国内シリーズのスーパーGTやスーパーフォーミュラなどでも、持続可能燃料を投入する方向で準備が進められている。
先日F1バーレーンGPの併催として開催されたFIA F2とFIA F3は、F1に先駆けて持続可能燃料の使用を開始。プレシーズンテストの段階から、アラムコ社が開発した先進的持続可能燃料が投入されている。そしてFIA F2とFIA F2は、2027年に100%持続可能燃料化を実現するため、段階的にどの割合を増やしていく予定だという。
このアラムコが開発している持続可能燃料は、既存の自動車にも使用することを目指しているという。つまりF2やF3で使うことによって、市販車におけるカーボンニュートラルの実現にも寄与しようとしているのだ。
「達成された目標は、エンジンを駆動させる燃料に投資することで、エンジンにおける二酸化炭素のライフサイクル排出量を削減できるということを示している」
アラムコの最高技術責任者であるアーマド・アル・コウェイターはそう語った。
「アラムコの研究者とパートナーは、低炭素燃料で駆動するモータースポーツを実現するために、懸命に取り組んでいる。アラムコは低炭素燃料や効率的なエンジン、そして最先端の素材、さらには二酸化炭素を回収する技術まで、輸送業界における脱炭素化を可能にする実用的な解決策を探求することに取り組んでいる」
FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長も次のように語り、持続可能燃料の実用化を歓迎した。
「FIAは長い期間にわたって、テクノロジーを通じてポジティブな変化をもたらすという、モータースポーツの力を提唱してきた。世界モータースポーツ評議会が承認した、先進的な持続可能燃料をFIA F2およびFIA F3に導入することは、カーボンニュートラルに向けたモータースポーツの取り組みにおける、重要なランドマークとなった。そしてF1で100%持続可能燃料を実用化するための進歩の重要な要素でもある」
「我々のスポーツは、すべての輸送機関の未来に大きな可能性を秘めた、革新的で積極的な解決策を提供する道をリードしているのだ」
またF1のCEOであるステファノ・ドメニカリも次のようにコメントした。
「今年、F2とF3のマシンが使う先進的な持続可能燃料の製作には、多くの研究と献身が費やされている。それがコース上で実際に使われているのを見ることができ、嬉しく思っている」
「F2およびF3の役割は、次世代のドライバーの才能を育成し続け、状況を変えるイノベーションを刺激し続けるという意味でも、かつてないほど重要になっている」
「2030年まで二酸化炭素排出量を実質ゼロにするための旅を続けているF1にとって、持続可能性は大きな焦点でもある。グローバル・パートナーであるアラムコと協力し、先進的な持続可能燃料を開発することは、スポーツにとってもより広範囲な領域にとっても、大きな一歩である」
「自動車産業は、より持続可能な未来に向かって進んでいる」
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