フォーミュラE
フォーミュラE、第4世代マシン『Gen4』では”水素燃料電池”採用の可能性も
第3世代マシンの導入を控えるフォーミュラEは、まもなく第4世代のレギュレーション策定を開始するが、水素燃料電池技術を採用する可能性があるようだ。

Matt Kew
編集: 2021/12/29 7:10
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

フォーミュラEは第4世代『Gen4』レギュレーションで水素燃料電池技術へのシフトを視野に入れているようだ。
現在、第2世代マシン『Gen2』最後のシーズンに向けて各チームが準備を進めているフォーミュラE。11月に行なわれたバレンシアでのプレシーズンテストでは、Gen3マシン最初のティザー画像が公開されたばかりだ。
Read Also:
2022-23年シーズンから導入されるGen3のレギュレーションに向けて、車両コンストラクターのスパーク・レーシング・テクノロジーによるプライベートテストが進められており、春には各チームに新しいマシンが届けられる予定となっている。
一方、すでにGen4レギュレーションの検討がすでに進められており、シリーズに参入する可能性のあるメーカーも含めて、そのコンセプトを議論していく予定となっているようだ。
フォーミュラEの共同創設者であるアレハンドロ・アガグは、次のように語った。
「Gen3はすでに素晴らしい」
「しかし、我々はこれから5年後に導入されるGen4について、考え始めている。今、議論を始めなければならない」
「もちろん、今参戦しているOEMやマニュファクチャラーも招待する予定だ。だがさらにグループを広げて、全てのマニュファクチャラーを招待し、非常にオープンな気持ちでブレインストーミングを行なうつもりだ」
「全てがオープンだ。どんなことが起きてもおかしくない」
このオープンなアプローチの一環として、フォーミュラEは電気モーターを駆動するために水素燃料電池技術を採用することを検討しているようだ。
アガグは「水素は、フォーミュラEがFIAと結んだライセンス(電気のみによるシングルシーターレースの25年間の独占権利契約)の範囲内にある」とアガグは続けた。
「水素を使うにはふたつの方法がある。ひとつは水素を燃やす方法で、これは非常に効率が悪いが、より効率的にするために研究している人たちもいる」
「もうひとつは、水素燃料電池で電気を作り、それを電気モーターの駆動に使う方法だ。我々が使うならこちらの方法だろう」
「これらの技術が広く普及し、レースで使用されるようになれば、我々は間違いなくこれらの技術を検討する」
水素燃料電池は、すでにフォーミュラEの姉妹シリーズであるエクストリームEが、各レースイベントで9台のE-SUVを現場で充電するために使用している。
一方でアガグは、技術的な自由度が増すことで参戦コストが高騰することを危惧している。フォーミュラEは、マニュファクチャラーに対し2シーズンで2500万ユーロ(約32億5000万円)の予算制限を設け、2022年10月1日に施行する予定だ。
「マニュファクチャラーが技術を開発し、チャンピオンシップに参加する理由を持てるように、ある程度の自由は与える必要がある」
そうアガグは語った。
「そのバランスが重要なんだ。自由を与えれば与えるほど、チームはより多くのお金を使わなければならなくなり、少し経つとお金が足りなくなり、チャンピオンシップから去ってしまうんだ」
Read Also:
- ポルシェ、フォーミュラEのバッテリー開発”解禁”を熱望。コスト面が最大のハードルか
- フォーミュラE、問題が多かった予選やセーフティカーのルール変更で、より面白くなる?
- 2026年導入のF1次世代PU、MGU-H廃止の方向で合意。メーカーの新規参入に向け、開発コストと複雑さがネックに
- 【特集】レース界で大きな一歩踏み出した「夢の燃料」“水素”。一方で残された普及に向けての課題
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 ポルシェ、フォーミュラEのバッテリー開発”解禁”を熱望。コスト面が最大のハードルか
次の記事 マセラティ、2023年からフォーミュラEに参戦。伝統のブランドが、モータースポーツの最前線に復活
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Matt Kew

ハミルトン、2024年のメルセデスW15に実は好印象を持っている?「このクルマは素晴らしいよ。まだ、最大限の性能を発揮できていないだけ」
F1
F1
オーストラリアGP
2024/04/13
ハミルトン、2024年のメルセデスW15に実は好印象を持っている?「このクルマは素晴らしいよ。まだ、最大限の性能を発揮できていないだけ」

メルセデスの弱点は高速域! ラッセル「だから、より高速でコーナーを曲がる予選が苦手なんだろう」と推測
F1
F1
日本GP
2024/04/06
メルセデスの弱点は高速域! ラッセル「だから、より高速でコーナーを曲がる予選が苦手なんだろう」と推測

好調ペレスの要因は「来年の契約が危なくなっている」から? レッドブル重鎮のマルコ示唆
F1
F1
日本GP
2024/04/06
好調ペレスの要因は「来年の契約が危なくなっている」から? レッドブル重鎮のマルコ示唆
最新ニュース

超僅差の大激戦! マクラーレンのノリスが制す。角田裕毅は0.1秒差で惜しくもQ3進出逃すも上々の結果|F1オランダGP予選
F1
F1 F1
オランダGP
1 時間前
超僅差の大激戦! マクラーレンのノリスが制す。角田裕毅は0.1秒差で惜しくもQ3進出逃すも上々の結果|F1オランダGP予選

F1オランダGP予選速報|角田裕毅、Q3進出にわずか0.1秒及ばず12番手。PP獲得はノリス。アストンマーティン・ホンダ勢はQ1敗退
F1
F1 F1
オランダGP
2 時間前
F1オランダGP予選速報|角田裕毅、Q3進出にわずか0.1秒及ばず12番手。PP獲得はノリス。アストンマーティン・ホンダ勢はQ1敗退

PACIFICのウマ娘BMWが殊勲のポール獲得! 冨林勇佑がQ2で力走……しかし若手・藤原優汰の成長も大きな鍵となった
スーパーGT
SGT スーパーGT
第5戦:鈴鹿
4 時間前
PACIFICのウマ娘BMWが殊勲のポール獲得! 冨林勇佑がQ2で力走……しかし若手・藤原優汰の成長も大きな鍵となった

予選1-2-3-4ホンダ勢の“敗者”たち。ポール逃し悔しさ滲ませる大草りきと佐藤蓮「結果でお返ししたかった」「だいぶイージーに獲れたはず」
スーパーGT
SGT スーパーGT
第5戦:鈴鹿
4 時間前
予選1-2-3-4ホンダ勢の“敗者”たち。ポール逃し悔しさ滲ませる大草りきと佐藤蓮「結果でお返ししたかった」「だいぶイージーに獲れたはず」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録