アタック一発は脅威的……マグヌッセン”チームメイト”グロージャンを評価
2020年シーズン限りでF1を離れることになったケビン・マグヌッセンは、ハース時代のチームメイトであるロマン・グロージャンの予選アタックが脅威的なモノであったため、自分の予選パフォーマンスも向上したと考えている。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
ケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャンは、今季限りでハースF1のシートを失い、同時にF1からも離れることになった。後任には、ミック・シューマッハーとニキータ・マゼピンという新人コンビが加入する予定だ。
マグヌッセンとグロージャンは、ハースで4年間チームメイトを務めた。コース上での同士討ちなど、いくつかの”事件”は引き起こしたものの、全体的に見れば概ね良好な関係を維持した。
彼らにとってのF1最終戦である2020年アブダビGPの際、マグヌッセンはグロージャンについて語り、その予選パフォーマンスは脅威的であり、そのスピードが自らのペースを引き上げることにもつながったと語った。
「ロマンは、1周のアタックラップでは信じられないほど速いドライバーだと思う。レースで速くないというわけじゃない。彼はレースでもとても速いが、1周のアタックに関しては特別な何かを持っている」
そうマグヌッセンは語った。
「彼が予選でのベンチマークになることで、僕の予選も本当に力強いモノになった。予選でロマンを倒すためには、全てのことを正しく実行する必要があるんだ」
「彼よりも常に速く走れるということを想像するのは、とても難しいことだ。彼がノっている日には、その1周の速さは脅威的なんだ」
またマグヌッセンは、グロージャンの能力は過小評価されていると考えている。
「僕は、F1はおかしいと思うよ。ロマンはここ数年で、注目を集めてしまうようなミスをいくつか犯した。それにより、彼の能力の賞賛されるべきことが、一部失われてしまったようだ」
「個人的には、彼より速いアタックラップをできる人は少ないと思う」
マグヌッセンは2020年限りでF1を離れ、2021年からはチップ・ガナッシと契約を結んでIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に挑む予定だ。
グロージャンはF1バーレーンGPで激しいクラッシュを起こし、炎に包まれた。彼はこの時負った怪我の療養に専念しつつ、自身の将来の選択肢について検討しているところだと見られている。
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