ハース代表、シューマッハーの仕事ぶりに感銘「彼の人間性が垣間見えた」
ハースのギュンター・シュタイナー代表は、ミック・シューマッハーが初めてF1セッションに参加した時のことを振り返り、彼の労働意欲とチームへの溶け込み方が印象的だったと語った。
Mick Schumacher, Haas VF-20
Mark Sutton / Motorsport Images
2021年にハースのドライバーとしてF1デビューを果たすミック・シューマッハーは、2020年のF1最終戦アブダビGPのフリー走行1回目にハースから出走。アイフェルGPのFP1にもアルファロメオから参加していたが、悪天候により走行できなかったため、これが実質的なF1公式セッションデビューとなった。
ハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、フリー走行でシューマッハーを速さを判断するのは無意味だと語った一方で、シューマッハーのガレージ内での振る舞いで彼がどれだけ優れているかを確信できたと語った。
「彼は素晴らしい仕事をしてくれた」
「そこ(FP1)ではドライバーのポテンシャルを見ることはできないので、私はそれをテストの場として見なしていなかった」
「しかし、彼の人間性は垣間見ることができた。彼が何を準備していて、何を吸収しようとしているのかといったところだ。若いドライバーにとって、F1での初めての走行では多くのものを持ち帰る必要があるからね。名字がシューマッハーであれば尚更だ」
「多くの人間が彼に注目しているので、自信をつける必要がある。彼は週末を通して良い仕事をしてくれた」
シュタイナーはまた、シューマッハーが周囲のクルーとどのように仕事をしているのか、そして自分に求められた仕事をどのようにこなしているかを注意深く観察していたようだ。
「彼はエンジニアたちと非常にうまくやっていた」とシュタイナー。
「私は彼のパフォーマンスよりもそこを見ていた。彼がエンジニアたちとしていたことは素晴らしい。コメントにしろ、何もかもが明確だった」
「パフォーマンスに関しても、こうするべきだとかプレッシャーをかけていなかったにも関わらず、良かったと思っている。ミスをしないことが何よりも重要だとだけ言ったんだが、彼はそういったことを一切しなかったんだ」
「彼は非常に良いパフォーマンスを見せていたし、他の人と比べてどこでタイムを落としていたか正確に把握していた」
アブダビGP後に開催された若手ドライバーテストに参加し、チームと活動を共にしたシューマッハー。2021年の開幕戦オーストラリアGPでのデビュー前の最後の走行機会は、カタルニア・サーキットでのプレシーズンテストとなる。このテストは各チーム1台のマシンを3日間走らせることになるため、シューマッハーはあと1日半現行マシンに乗るチャンスがある。
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