ハースF1、2022年マシン『VF-22』のカラーリング発表。リソース”全集中”の成果はいかに?
ハースF1チームは、2月4日(金)に2022年型のF1マシン『VF-22』のカラーリングを発表した。
写真:: Haas F1 Team
ハースF1チームは、2022年シーズンを戦うニューマシン『VF-22』用のカラーリングを2月4日に発表した。
F1の技術規則が大きく変更される2022年シーズンに向けて、ハースは2021年の段階からリソースのすべてを集中。昨シーズンの開幕前から、2022年の準備を進めてきた。
その甲斐あってか、12月23日の段階でVF-22がクラッシュテストに合格したと発表。プレシーズンテスト開始直前にようやくマシンが組み上がった2021年とは対照的なオフシーズンを過ごしているようだ。
ハースは2021年シーズンからロシアの化学企業であるウラルカリがタイトルスポンサーとなっており、ロシア国旗と同じ赤・白・青をあしらったカラーリングを使用。VF-22のカラーリングもそれを踏襲している。
なお、前述の通り今回チームはあくまで、ニューマシンのカラーリングを発表したとしている。レンダリング画像のマシンは2022年のレギュレーションに準拠しており、F1が昨年7月に発表したフルサイズモデルとかなり近いマシンに見える。
一方でサイドポンツーンは開口部が小さく、横に大きく膨らんでおり、インダクションボックスは三角形の形状となっているなど、独自のデザインも見られる。
Haas VF-22
Photo by: Haas F1 Team
ただ新規則が導入される年だけに、どのチームもプレシーズンテスト前にできるだけ手札は見せたくないはず。今回明かされたデザインが実際のVF-22にどこまで反映されるかは不透明であり、2月23日から25日にかけてバルセロナで行なわれるテストで実車が公開されるまで、そのデザインの全貌は明らかにならないだろう。
ハースのドライバーラインアップは2021年と変わらず、ミック・シューマッハーとニキータ・マゼピンを起用する。ふたりがルーキーだった2021年シーズンはマシンの競争力が低かったこともあり、チームはふたりに経験を積ませることに注力した。
F1参戦2年目を迎えたシューマッハーとマゼピンが、ニューマシンを武器に実力を発揮できるか。ハースが開発に全力を費やしたVF-22がどれほどのパフォーマンスを見せるのか……2022年のトピックのひとつになるだろう。
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