「F1が僕を止めようとしている」ハミルトン、“馬鹿げた”ペナルティに不満爆発
ルイス・ハミルトンは、F1ロシアGPで受けた計10秒のタイムペナルティを“馬鹿げたもの”と形容し、F1のスチュワードが「自分を止めようとしている」と語った。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
F1ロシアGPでルイス・ハミルトンは、決勝のグリッドに向かう前にレースディレクターが指定した場所以外でスタート練習を2度行なったとして、5秒のタイムペナルティをふたつ、すなわち10秒相当のペナルティを受けてしまった。
このレースでハミルトンはポールポジションからスタートし、序盤からレースをリードしていたが、ピットストップの際にペナルティを消化したことで大きく出遅れ、結局3位でフィニッシュ。チームメイトでライバルのバルテリ・ボッタスが優勝し、ハミルトンとの点差を11縮めることとなった。
ハミルトンはレース後、「ルールがどうなっているのか、何が間違っていたのかを後で確認する必要がある」と語っていたが、当初は自分が違反となるようなことをしたとは思っていないようだ。
「これまでにこんな馬鹿げたことで5秒のペナルティをふたつ食らったドライバーはいないよ」とハミルトンは語った。
「僕は誰も危険にさらしていないし、これまでこういうことを何度もしてきたけど、とやかく言われたことは一度もなかった。でも、終わったことはしょうがない」
なお、ハミルトンには当初2点のペナルティポイントも加えられると発表され、あと2点で出場停止の危機となっていたが、後にこれは撤回された。とは言え、彼は第14戦トルコGPまでにペナルティポイントを4点加えると1戦出場停止となる。
スチュワードの裁定が過剰だと感じているのかと問われたハミルトンは、こう答えた。
「もちろん。でも予想できたことだ。彼らは僕を止めようとしてるんでしょ?」
「でもそれでいい。僕はとにかく落ち着いて集中し続けるだけ。それでどうなっていくかだね」
ハミルトンはレース中、無線でこのペナルティを「馬鹿げたもの」「ふざけたもの」と形容していた。また、レースの早い段階でピットに呼ばれ、ペナルティを消化させられたことにも不満を示していた。
ハミルトンは16周を終えたところでピットインしてソフトタイヤからハードタイヤに交換。同時に10秒のタイムペナルティも消化した。しかし彼は最初のスティントをもっと延ばしたかったようだ。
「計画ではその周に入ることになっていたから、できる限りのことをしようとしていた」とハミルトン。
「それでは大きな変化がなかった。ソフトではかなりうまくいっていたし、あのタイヤでもっと長く走ることができた」
「それについてはまた話し合って解決していくことになるだろう。また同じようなポジションにならないようにしないといけない」
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