”躍進”のトロロッソ、ホンダF1の進歩に賛辞「ホンダPUの前進は大きい」
トロロッソのフランツ・トスト代表は、チームが好調なのはホンダの進歩が大きく影響していると語った。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
F1ブラジルGPでピエール・ガスリーが2位を獲得したトロロッソ・ホンダ。フランツ・トスト代表は、ホンダの進歩がその大きな要因だったと話した。
2006年、レッドブルがミナルディを買収する形で設立されたトロロッソ。これまでのところ、セバスチャン・ベッテルがイタリアGPで自身初優勝を遂げた2008年のランキング6位が、コンストラクターズランキング最上位となっている。
今季はドイツGPでダニール・クビアトが3位となり、チームにとって2008年以来2度目の表彰台を獲得。ブラジルGPではガスリーが2位となり、トロロッソはコンストラクターズランキング6番手につけている。
最終戦アブダビGPでは、ランキング5番手にいるルノーとの8ポイント差を逆転し、チームの創立以来の最上位であるコンストラクターズランキング5位獲得を目指す。
チーム代表であるトストは、チームがF1でベストに近いシーズンを送っていることについて、パワーユニット(PU)を供給するホンダがそれに大きく貢献していることに疑いの余地はないと話した。
「我々はレッドブルとのパートナーシップを強化し、サスペンションなどの供給を受けた。確かに、シーズン序盤はそれが我々の助けになった」
「しかし、シーズン中はレギュレーションで規制されているため、相乗効果はまりないんだ」
「我々を助けたのは空力のアップデートであり、ホンダが大きく前進したからだ。特にホンダの進歩は大きい。彼らが鈴鹿に持ち込んだ燃料と、スペック4のPUによりパフォーマンスが向上した」
予選用のエンジンモードにおいて、ホンダはフェラーリやメルセデスにまだ追いつくことができていないようだが、トストはレースにおけるパワーバランスは全く異なっていると考えている。
ブラジルGPの最終ラップでは、ガスリーが追いすがるルイス・ハミルトン(メルセデス)を振り切って2位フィニッシュを果たした。トストはトロロッソのマシンのダウンフォースレベルが低かったこと、ホンダPUがレースでは非常に強力だったことが、ブラジルGPで助けになったと話した。
「レースでのホンダ・パワーが鍵になった。ホンダはレースでとても強いんだ。我々は他のクルマよりもかなり速かったので、他よりもダウンフォースを少なくしていたんだ」
「それが我々の助けになった。インフィールドではタイヤをケアする必要があったが、それ以外は非常にうまくいったんだ」
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