F1新導入の技術解説セッション『ショー&テル』の詳細発表! マシンを展示しアップグレードを説明
FIAは、2022年シーズンから実施されるF1マシンの技術解説セッション『ショー&テル』のプロセスについて説明した。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
F1マネージングディレクターのロス・ブラウンは昨年11月、各レース週末にチームがマシンのアップグレードをメディア向けに公開し、説明することが義務付けられると語っていたが、そのセッション『ショー&テル』の詳細が分かってきた。
F1にとって新しい時代の始まりとなる2022年。技術開発に興味を持つファンに向けた新たな試みがスタートしていくことになる。
最新バージョンの競技規則によると、全チームは前回のレースで使用しておらず、かつその週末で使う予定の『主要な空力およびボディワークのコンポーネントとアセンブリの名称と簡単な説明』を記載した書類をFIAに提出することが義務づけられている。
これは木曜日の午後にFIAに提出する必要があり、遅くともFP1開始の90分前までに行なわれる『プレイベント展示会』までメディアには公開されないことになっている。
この展示では、各チームが最大1時間、2台のマシンをガレージの外に出してメディアに公開しなければならない。また、この際『練習走行開始時に、マシンが初めてピットレーンを離れる際に使用することを想定した主要な空力・車体コンポーネントをすべて』装着していなければならない。
An FIA delegate inspects the car of Valtteri Bottas, Mercedes F1 W11, in Parc Ferme
Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images
そして各チームが決勝レースに臨むマシン仕様が決まり、パルクフェルメ規定が適用される予選後にも、再びショー&テルセッションが実施される。予選の30分後に行なわれるこのセッション、レースディレクターが選んだ5つのチームが1台ずつマシンを提供することが義務づけられている。
さらにこのセッションでは、各チームがメディア対応に参加し、金曜日の展示から変更された空力やボディワークのすべてを説明するために、スタッフを用意しなければならない。
この新セッションの導入は、ドライバーがサーキットにいなければならない時間を短縮することを目的とした、レース週末の大規模な改革の一環として行なわれたモノだ。
F1が木曜日に指定していた”メディアデー”は金曜日午前に移動。そのため、今年のグランプリ週末は通常、午後の早い時間帯にフリー走行1回目が実施される予定となっている。
2022年シーズンに始まる新たな試み。レギュレーションが変更され、マシンが一変している中で大注目のセッションとなりそうだ。とはいえ、各チームはライバルに情報を与えないよう、守りたい秘密も出てくるはず。そこでどんな”攻防”が見られるかもトピックになりそうだ。
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