ルクレール、タイヤのオーバーヒートに苦しみ失望の予選「もっと出来ると思っていた」
フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1アブダビGPの予選Q1で3番手タイムを記録していたにも関わらず、最終的に予選9番手となったことに失望したと語った。
Charles Leclerc, Ferrari SF1000
Zak Mauger / Motorsport Images
フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1最終戦アブダビGPの予選でタイヤのオーバーヒートに苦しみ、9番手で終えたことに失望したと語った。
アタックのタイミングが上位勢とは異なったという事情もあるが、ルクレールはソフトタイヤで走行した予選Q1を3番手で通過。予選Q2では、デグラデーション(性能劣化)の激しいソフトタイヤで決勝をスタートせずに済むよう、ミディアムタイヤでアタックした。
計2セットのミディアムタイヤを使ってQ3進出を果たしたルクレールだったが、Q1と同じくソフトタイヤを履いたQ3でQ1のような走りができず、9番手で予選を終えた。
予選を振り返ったルクレールは「ミディアムタイヤでQ3に進むのは重要なことだった」と語り、そのQ3の走りについて次のように話した。
「Q3ではもっと何か出来ると思っていたのに、それが出来なかったので少しがっかりしている」
「Q3ではなぜかタイヤの温度に苦戦していた。それがなぜなのかを理解する必要があるけど、ミディアムタイヤでQ3に進めたことには満足している」
「僕たちは最終セクターでタイヤのオーバーヒートに悩まされていて、そのせいでラップタイムをかなりロスしてしまった」
アブダビGPはトワイライトレースであり、日没前後に行なわれた予選では路面温度が徐々に下がっていった。そのため、通常ならばタイヤには優しくなっていくはずだが、ルクレールにとってはそうはならなかった。
Q1でのルクレールのタイムは1分35秒881。これがQ3では1分36秒065に下がっている。対してマクラーレンのランド・ノリスはQ1から0.5秒以上タイムアップし、予選4番手に食い込んだ。そのノリスも含め、Q3に進出したドライバーはルクレール以外、Q1よりもタイムを更新しているのだ。
ルクレールは前戦サクヒールGPのオープニングラップでセルジオ・ペレス(レーシングポイント)と接触した件で、3グリッド降格ペナルティを受けている。そのためルクレールはルノーのエステバン・オコンとダニエル・リカルドの後ろ、12番グリッドから決勝レースをスタートする。
「最終的にはそれほど悪くはなかったと思う。もしタイヤを自由に選択できたとしても、ミディアムを選んでいただろう」
「幸いなことに、Q2では良い仕事ができた。好みのタイヤでスタートすることができるんだ」
「ソフトタイヤでスタートすることになったら、もっと難しかっただろう。ソフトタイヤだったら、2周はアドバンテージがあったとしても、その後は(タイヤが劣化して)かなりパフォーマンスが落ちていくことが分かっているんだ」
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