シムレース挑戦中のTwitchでの姿は真の僕……ルクレール「想像以上に楽しめている」
フェラーリのシャルル・ルクレールは、eスポーツに参加する際に配信するTwitchでの自らの姿は、実際のレースの週末での”ルクレール”よりも、真の姿に近いと考えている。
写真:: Charles Leclerc
フェラーリのシャルル・ルクレールは、新型コロナウイルス感染拡大によりF1の開幕が延期されている間、シムレーシングに積極的に参加。一躍スターダムに躍り出た。
ルクレールはF1公式のバーチャル・グランプリの2レース目から参加。対象となるゲーム『F1 2019』の経験は少ないにもかかわらずいきなり勝利し、第3戦でも優勝。その模様は自身のTwitch上のゲーム配信チャンネルでも公開されており、熱心な視聴者たちを魅了している。
ルクレールは、自身のTwitchでの行動を振り返り、そこで見せた楽しむ姿は、グランプリで見せる”強さ”よりもはるかに自然な自分だと語った。
「Twitchで配信することを、楽しめるとは考えてもいなかった。自分がそうしているのを、見たこともなかったんだ」
ルクレールはモナコの自宅アパートで、ビデオ会議で取材に応じ、そう語った。
「でも実際には僕はそれを楽しんだし、それを見てくれた人たちは、真の僕を間近で見ることができたんじゃないかと思う。F1の現場とは、明らかに異なる。プレッシャーを感じることもあるため、自分らしくあるのは難しいんだ」
「Twitchでは、他のドライバーとプレイしたり、友達になったりしている。ランド(ノリス)やジョージ(ラッセル)、アレックス(アルボン)は、もう長いことお互いのことを知っているけどね。僕らはそこで自分らしくなることができ、思っていたよりもずっと楽しむことができている」
ルクレールは他のF1ドライバーと様々なゲームをプレイしており、最近はウイリアムズのラッセルと、トラックシミュレータをプレイしている。
その楽しむ態度は、普段のF1の世界からはかけ離れたものだ。しかしながらルクレールは、彼のような有名人たちが、新型コロナウイルスのパンデミックにより厳しい状況に置かれている人たちに対して、娯楽を提供するのは重要なことだと感じていると語る。
「正直に言うと、現時点での僕の最優先事項は、自宅にいる人たちを楽しませることだ」
そうルクレールは語る。
「そして自分自身も楽しみ、シミュレータでトレーニングしようとしている」
「現時点では少なくとも、自宅にずっといて退屈していて、シミュレータをプレイするようなチャンスがない人たちのために、考えられるアイデアをほとんど試している。彼らを笑顔にしたいんだ」
「ジョージやアレックス、そしてニコラス(ラティフィ)など、多くのF1ドライバーが関与を始めたことで、うまく機能していると思う。それが目標であり、1日中考えていることなんだ」
またオンラインでレースをすることで、実際にレースができない状況でも、自身の精神を鋭く保つことができると感じている。
「シムレーシングは、目標に向けて集中し続けること、レースをするためにここにいるということ、そしてマシンに戻るのが待ち遠しいということを考えさせるのに役立っていると思う」
「オンラインでレースをすることにより、僕はまだ競争の中にいるという思いを保つことができる。そしてこのことは、今という”奇妙な時代”を乗り越えるのに役立つと思う」
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