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セバスチャン・ローブ、M-スポーツからWRC開幕戦ラリー・モンテカルロに参戦!

セバスチャン・ローブは2022年、M-スポーツ・フォードから世界ラリー選手権にカムバックし、ラリー・モンテカルロを戦うことを発表した。

Loeb M-Sport

 9度のWRC(世界ラリー選手権)チャンピオンであるセバスチャン・ローブが、2022年の開幕戦ラリー・モンテカルロを戦うことが発表された。

 ローブは10月と11月にそれぞれスペインとフランスで、M-スポーツの来季マシンであるラリー1 Pumaハイブリッドをテストし、WRCへの復帰を模索していた。

 ローブ、スポンサー、チームの間で数ヵ月にわたって交渉が続けられた結果、ついにローブが1月に行なわれるラリー・モンテカルロで、4台目のマシンをドライブする契約が成立した。

 現段階では、ローブの参戦予定はラリー・モンテカルロのみとなっている。

 ローブは、2012年にシトロエンからWRCにフル参戦して以降、シトロエンやヒュンダイからWRCスポット参戦を続けてきた。そんな中で、2018年のラリー・スペインで優勝し、WRC通算79勝目を挙げた。

「M-スポーツと一緒に仕事ができるのは嬉しいことで、非常にプロフェッショナルなチームであり、良い車を作る方法を知っているチームだ」

 そうローブは語った。

「キャリアの初期からフォードと戦ってきたが、ボスのマルコム(・ウィルソン)がチームに深く関わり、ラリーに情熱を持っていることは知っており、いつも良い関係を保ってきた」

「モンテカルロに向けて本当に興奮している。本当にエキサイティングな挑戦だ」

 M-スポーツのマルコム・ウィルソン代表は、「新しいWRCレギュレーションを強力なラインアップでスタートできることは、私の誇りであり、彼らが新しいマシンに寄せる信頼を示すものである」と付け加えた。

 ローブはダカールラリーやエクストリームE参戦のためプロドライブと契約しているが、M-スポーツとの契約実現の背景にはプロドライブ側の理解もあったようだ。

 プロドライブのチェアマンであるデイビッド・リチャーズは、「我々は、セブがWRCで競争力のある走りをもっと見せることが有益であり、それが最終的に彼のダカールラリーとエクストリームEのキャンペーンに役立つということに同意した」と語った。

「セブは素晴らしい才能の持ち主で、その競争心はまったく失われておらず、1月のダカールでは優勝候補の一角を占めるに違いない」

「彼はエクストリームEで、しばしば最速タイムを記録するなど、その資質を見せており、来年はWRCで優勝争いをする可能性を持っていると確信している」

 
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