ザクセンリンクの”王“マルケス「連勝記録は終わる」トップ5が現実的な目標に
マルク・マルケスは2009年からザクセンリンクで負け無しの10連勝を記録しているが、2021年はその連勝記録が終わるだろうという考えを示した。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、MotoGP第8戦ドイツGP予選で2列目5番手を確保したものの、優勝は厳しいと考えているようだ。
舞台となっているザクセンリンクは、左コーナーが多数を占める特徴的なレイアウトで、マルケスの得意とするコースのひとつだ。彼は125cc時代の2009年からMoto2、MotoGPクラスを通じて連勝に連勝を重ね、10年間負け無しという驚異的な結果を残している。
しかしその連勝記録は、今シーズンで途切れる可能性が高い。マルケスは昨年負った右腕骨折の負傷から復帰したものの、レースではその影響に悩まされてきた。
ザクセンリンクは左コーナーメインのレイアウトのため、マルケスは初めて“制限を受けずに走ることができる”と期待していたが予想以上に苦戦しており、「勝利について考えることはできない」と語った。
「気にしてはいないよ。ポールポジションを狙っていたわけではないからね」
ザクセンリンクでのポールポジション連続獲得記録が途切れたことについて訊くと、マルケスはそう語った。
「Q2進出も大変だったところから来て、僕らの目標はもっと前方に接近して争うことだった。そしてその目標は達成された」
「連続ポールポジション獲得記録は終わった。明日は連勝記録が途切れるだろう。僕らは勝つためにここにいる状態じゃない。でも目標でもある先頭集団に近づいていけるかどうかを見てみよう」
「優勝については考える事もできないよ。その余地がないからね」
「トップ5が現実的な目標だ。でもこれも、少しづつ現実にする必要があることだ」
「表彰台が完全に不可能だとは言わない。だけどそれには完璧なレースをしなければならなくて、それは難しいときもある」
マルケスはペース面ではPPを獲得したヨハン・ザルコ(プラマック)や2番手のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、6番手のミゲル・オリベイラ(KTM)などのほうが良いペースを備えていると考えている。
過去と比較してホンダがザクセンリンクでいい状態ではないと認めつつも、マルケスは彼らに可能な限り接近し、トップ5でレースを終えたいと語った。
「ザルコ、クアルタラロそしてオリベイラ……彼ら3人はより良いペースがあって、レースでは一歩先に出ることが可能だろう」
「楽観的かつ現実的に考えて、トップ5に入ればそれは素晴らしい結果だろう。トップ5に入って、できるだけ先頭に近づければ、僕らにとっては良いレースになるはずだ」
「ホンダはたくさんのクラッシュがあって、限界に近い。僕らはこのコースは得意にしてきていたけど、これまでのシーズンと比べるとそうじゃないんだ」
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