FP2で転倒後“激怒”したマルク・マルケス、理由は『予想外のクラッシュ』だったから
レプソル・ホンダのマルク・マルケスはMotoGPアラゴンGPのFP2で転倒があったが、その際に怒りを爆発させていた。その転倒が予想外だったことが一因だったようだ。
Marc Marquez, Repsol Honda Team
Gold and Goose / Motorsport Images
モーターランド・アラゴンを舞台に行なわれているMotoGP第13戦アラゴンGP。その初日フリー走行2回目で、レプソル・ホンダのマルク・マルケスは転倒を経験。その際にはかなりの怒りを顕にしていたが、予想外の転倒だったことで反応が大きくなってしまったのだという。
マルク・マルケスはFP2の序盤、ターン16で転倒した。この時マルク・マルケスは弟のアレックス・マルケス(LCRホンダ)の後ろを走っていたが、接触を避けるために大回りなラインを取らざるを得なかった。そしてアウト側の汚れの残る部分にフロントタイヤが触れてしまい、結果としてマルク・マルケスは転倒。グラベルへと飛んでいったマシンは破損してしまい、マルケスはかなりの怒りを顕にした。
「ハッピーな1日だったけど、転倒によってプランが少し変わってしまったのも事実だ」
FP2後の取材に対し、マルケスはそう語った。
Marc Marquez, Repsol Honda Team
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
「予定ではレース距離の走行に向けて1回目と2回目の走行でソフトタイヤを使うことになっていた」
「クラッシュによって、プランは少し変わった。だけどその一方でハードのリヤタイヤを試してみたんだ。これでFP2のプランは変わったけど、週末のプランは変わっていない。もう色々なことを理解しているからね」
「クラッシュ後に怒っていたのは確かだけど、それはコントロール下にあると感じていたからだ」
「僕はワイドに進んでいたけど、フリー走行だからまあ良いかと思っていた」
「だけど汚れている路面に入って、フロントのグリップを失って転倒してしまった。僕はそのことに怒っているんだ。コントロール下にあると感じていた状況で、予想しない場所でフロントを失ってしまったんだからね」
マルケスは初日の走行を総合8番手タイムで終了。チームメイトのポル・エスパルガロは総合11番手となっている。
エスパルガロは初日に2022年型のプロトタイプシャシーを試したが、その最初の感触には満足しているという。彼の説明によると、新シャシーは今シーズンのホンダが苦しんでいるグリップの問題を改善することを目指したモノのようだ。
「言うまでもなく今年抱えているタイヤのエッジグリップや、ストレートでのスピンの問題を改善しようとしている」と、エスパルガロは言う。
「よりリヤタイヤのグリップを得られるように試みている。僕らは昔ほど(グリップが)良くないのは明らかだからね」
「だから、この方法でより多くのグリップを手に入れようと思っているんだ」
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