マルケス、アンダルシアGP欠場に後悔なし「今夜はよく眠れる」
レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、MotoGP第3戦アンダルシアGPの欠場を決めたことに関して、後悔は全くないと話した。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第2戦スペインGPの決勝レースで転倒を喫し、右上腕骨を骨折したマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)。手術を終えたばかりにも関わらず不屈の闘志でアンダルシアGP出場を目指したが、最終的に欠場を決定。彼はこの判断に後悔はないようだ。
7月21日(火)にバルセロナで骨折の手術を終えたマルケスは、第2戦と同じ舞台で行なわれる第3戦のために、へレス・サーキットにとんぼ返り。23日(木)にメディカルチェックをパスし、フリー走行への出走準備を整えた。
金曜日のFP1、FP2の走行はパスしたものの、土曜日のFP3、FP4で合計28周を走行。1分37秒台のタイムを記録していた。
しかし、FP4での走行で肘の力が抜けてしまい、危険な状況だと判断。予選ではタイムを記録せず、決勝への出場を断念した。
マルケスは自身の試みについて、次のように語った。
「手術の後、(レースに出る)可能性が少しあることが分かった。自分がスポーツマンで、何かに情熱を傾けている時は、トライしてみる必要がある」
「今日はトライしてみたから、ぐっすり眠れる。レースに出るのは不可能だったけど、僕の身体が”トライしてみなくちゃ”と言っていたし、僕がやったことに身体はついてきた」
「土曜日の午前に試してみて、トラック上で自分のレベルとコンディションをチェックするというプランだった。正直に言って感触は本当に良かったし、1分37秒台を出すことができて良い意味で驚いた」
「午後に再び走行し、FP4最初の走行では使用済みのタイヤでもリズムが良かったんだ。ちょっと驚いた。でも一旦ピットに戻り、再びピットアウトした直後に肘の力が落ちたんだ。神経に関連したもののように感じた」
「これは危険だ。今週自分がしたのは、自分の身体に従うということだ。その瞬間、僕の身体は”ストップ”と言っていた。僕はピットに戻り、ホンダに予選Q1で試してみて、同じフィーリングだったら諦めると言ったんだ」
第2戦スペインGP決勝では、ミスしてポジションを下げたマルケス。後方から猛追し、2番手のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)に追いついたところでハイサイドを起こしてクラッシュしてしまった。
彼は、ビニャーレスに追いついたところで「仕事は終わった」と感じてしまったのだという。
「先週の日曜日、僕がどれだけ楽しんだか想像できないだろう」
「もちろん、ミスをした後で奇妙なレースだったが、大いに楽しんでいた。『OK、仕事は終わった』と思った時に、間違いが起こった。ビニャーレスの後ろについた時にそう思ったんだ」
「(ファビオ)クアルタラロは5秒先を走っていたから、追いつけないと思っていた。僕は彼(ビニャーレス)についていって、オーバーテイクした」
「僕がクラッシュした場所(ターン3)は、それまで毎周イン側の縁石をカットしていたんだ。その周は縁石をカットするんじゃなくて、白線に触れてしまった。すると突然、挙動を乱したんだ」
「もちろんクラッシュはミスだけど、レースで起こりうることだし、そこから学ぶ必要がある」
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