マゼピン、“マゼスピン”とイジられても笑顔! 「彼はみんなが思うほど嫌な奴ではない」とハース代表
ハースのギュンター・シュタイナー代表は、ニキータ・マゼピンの人間性について、一部の人たちが考えるような「どうしようもない人間」ではないと語った。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
先日行なわれたF1シュタイアーマルクGPの期間中、ハースではちょっとしたプレゼンテーションが行なわれた。チーム代表のギュンター・シュタイナーがニキータ・マゼピンに、特製のスピントップ(コマ)を手渡したのだ。
これはルーキーであるマゼピンが、そのスピンの多さから一部のF1ファンに“マゼスピン”と揶揄されていることにちなんだ、シュタイナーのサプライズであった。そしてシュタイナーはマゼピンにこうジョークを飛ばした。
「その名もマゼスピンゲーム。これを回すんだ。マシンを回すよりもずっといいぞ!」
マゼピンは笑顔でこのプレゼントを受け取ったが、シュタイナーはそれ以上のことは何も望んでいなかった。というのもシュタイナーは、一部の人々がマゼピンの人間性に対して間違った認識をしていると考えているのだ。
「彼は不快に思っていなかった」とシュタイナーは言う。
「彼はとても喜んでいた。楽しそうにしているニキータ・マゼピンだってこの世には存在するんだ」
「彼はみんなが思っているような嫌な奴ではないし、どうしようもない若者ではない。彼にはユーモアのセンスだってあるんだぞ?」
シュタイナーは“マゼスピン”を贈呈する動画を公開したのは意図的なものであり、マゼピンのイメージとは異なる側面を世間に向けて発信したかったと語った。
「少しでも面白くしようと思ったんだ」
「ソーシャルメディアを見ると、ニキータについて悪いことばかり書かれているようだが、良いところだってあるだろう? 我々はこれを利用して、否定的なことばかり言われる状況から脱しようとしたのだ」
またシュタイナーはハースのコース上でのパフォーマンスについて、マゼピンとミック・シューマッハーがライバルたちとまともに戦えるようになるためにはまだ時間がかかるだろうと考えている。
マゼピンは「周回遅れにならないレースをしたい」と望んでいるが、シュタイナーは少なくともそれは2022年まで無理だろうと語った。
「今年中にそれを実現するのはかなり難しいだろう」
「青旗が振られることでタイヤもダメにしてしまうし、常にマシンに囲まれてパフォーマンスを発揮できない」
「来年にそういうレースができることを期待しよう。我々もそれを目指しているが、今年は難しいだろう」
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