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キマグレなマシンに悩み続けるメルセデス。F1オランダGPで優勝争い展開も「残り7戦で勝てるとは思わない」

メルセデスはF1オランダGPでレッドブルと優勝争いを展開したが、今後のレース全てで同じようなレースをできるとは考えていないようだ。

George Russell, Mercedes W13

写真:: Steve Etherington / Motorsport Images

 今季序盤から苦戦してきたメルセデスだったが、F1第15戦オランダGPでは今季初優勝も見えるレースを展開した。バーチャルセーフティカーやセーフティカーによりその夢は潰えたがジョージ・ラッセルは2位表彰台。そのラッセルはシーズン前半戦を締めくくるハンガリーGPでメルセデスの今季初&自身のF1キャリア初となるポールポジションを獲得していた。

 シーズン中盤に入り、上記のような成績も目立つようになってきたメルセデスだが、サマーブレイク明けのベルギーGPでは、舞台となるスパ・フランコルシャンのコース特性もあり、苦しい戦いを強いられた。しかし、メルセデスはそこで得た教訓がパフォーマンスを引き出す上で活きているという。

 ただ、メルセデスはマシンを速く走らせる術をほぼ把握していると感じている一方で、チーム代表のトト・ウルフは、アメリカGPの舞台であるオースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズのようなバンピーな路面では再びつまずく可能性があると警戒している。

「我々のパフォーマンスは、基本的にマシンのコンセプトそのままに組み込まれている。ただ今は、全てがどのように相互作用するかをより理解しようとしている」

 そうウルフは語る。

「我々はマシンをより正確に目標のパフォーマンス枠へ調整できるようになったと思う」

「とはいえ、我々にとって有利なレースもあるだろうし、非常に困難なレースもカレンダーにはある」

「オースティンはかなり厳しいレースになる可能性があるということは話し合っている。だから私の意見としては、現実的でいる必要があるということだ」

「残り全てのレーストラックでポールポジションを争うことはないだろう。しかし少なくとも来年に向けて、この(優勝を戦える)位置にまで戻ってくる必要がある」

Toto Wolff, Team Principal and CEO, Mercedes AMG

Toto Wolff, Team Principal and CEO, Mercedes AMG

Photo by: Steve Etherington / Motorsport Images

 今季のメルセデスのマシン『W13』がバンピーな路面を苦手とする理由は、ダウンフォースを高めるためには車高をかなり落とす必要があるためだ。しかしこのマシンが抱える問題はそれだけではなく、ハミルトンとラッセルのふたりは直線スピード不足にも悩まされてきた。

 ウルフは、W13の改善点を洗い出し、来季のマシンがあらゆるエリアでより良いパフォーマンスを発揮できるようにすることが重要だと語った。

「ここ(オランダGP)でなぜ上手くいったのかを理解するためには、(ベルギーGPでの)あのひどい一戦が必要だったのだ」とウルフは続ける。

「”走るハイテク科学実験室”にしては奇妙な話だが、今季のデータには相関性がないようだ。だから、パズルを組み立てるために、サーキットでデータを集めているところなのだ」

「来季に向けた理解を深めるために、我々は新しいパズルのピースをいくつか追加した。たださっきも言った通り、年末まで毎週、こういう週末が続くとは思っていない」

「走らせたい位置(車高)で走らせられないバンピーなサーキットもあるだろうし、空気抵抗に厳しいサーキットもあるだろう。だから、残り7戦では勝てないよ」

 またウルフは、オランダGPでセーフティカーのギャンブル戦略を採ったことが裏目に出たが、勝利のためならどんなチャンスも活用するとリスクを冒す意思を示した。

「私はレースで勝つために全てをかけてきた人生だ。2位や3位で落ち着くよりもね」

 
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