WRCメキシコ:オジェ首位で後半戦に。ヌービルはストップ、ラッピ車は炎上
世界ラリー選手権(WRC)のラリー・メキシコはSS12を終えて、トヨタのセバスチャン・オジェが首位に立っている。
写真:: Motorsport.com
2020年の世界ラリー選手権(WRC)第3戦のラリー・メキシコは、24のスペシャルステージ(SS)の内、半分となる12が終了。トヨタのセバスチャン・オジェが、2番手以下に13.2秒の差をつけて首位に立っている。
オジェはラリー・メキシコが始まる直前まで、世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスのことで頭がいっぱいになっていたことを認めた。しかし6度のWRCチャンピオンである彼は、気持ちを切り替え、今季初優勝に向けてトップで前半を折り返した。
序盤のSSでは、順位が頻繁に入れ替わった。初日のSS1、SS2では開幕戦ウイナーのティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)が首位に立っていたが、それにより彼は走行順が1番最初となり、ラリー・メキシコの粗いグラベルの影響を最も大きく受ける形となってしまった。
そういった走行順の影響もあり、SS3を終えてヌービルは4番手に後退。代わってトップに立ったのが、ヌービルがグラベルを“掃除”した後のコースを走って好タイムをマークしたオット・タナク(ヒュンダイ)であった。
しかしながらタナクは、次のSS4でマシンの後部にダメージを負うなど、1分以上をロス。ここでオジェが首位に立つこととなった。
また、ヒュンダイi20 クーペWRCを駆る3人目のドライバーであり、今季初ラリーとなったダニ・ソルドは、ラジエターの不具合によって5分以上をロスし、優勝戦線から脱落。SS5では最速タイムを記録するなど好調ぶりを見せていたが、SS8ではついにストップし、デイリタイアとなってしまった。
そしてSS7ではエサペッカ・ラッピ(Mスポーツ)のマシンが炎上。リタイアを余儀なくされた。最終的にマシン全体が大きな炎に包まれたが、ドライバーとコ・ドライバーは脱出し無事のようだ。
さらにSS9では、ヌービルのマシンもストップ。ヒュンダイ勢にとっては受難のラリーとなってしまった。
SS12を終えた段階で、首位のオジェをティーム・スニネン(Mスポーツ)が13.2秒差で追う展開となっている。3番手には前戦ラリー・スウェーデンを制したエルフィン・エバンス(トヨタ)が続き、4番手タナク、5番手カッレ・ロバンペラ(トヨタ)となっている。
順位 | ドライバー/コ・ドライバー | 合計タイム | 差 | 前車との差 |
---|---|---|---|---|
1 | セバスチャン オジェ ジュリアン イングラシア |
1:23'09.200 | ||
2 | ティーム スニネン Jarmo Lehtinen |
1:23'22.400 | 13.200 | 13.200 |
3 | エルフィン エバンス スコット マーティン |
1:23'42.400 | 33.200 | 20.000 |
4 | オット タナク マルティン ジェルペオジャ |
1:23'42.600 | 33.400 | 0.200 |
5 | Kalle Rovanperä Jonne Halttunen |
1:23'44.900 | 35.700 | 2.300 |
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