MotoGPアメリカズFP2:COTAの“王”マルケス、ドライでも強さ示しトップ。中上貴晶が5番手
MotoGP第15戦アメリカズGPのフリー走行2回目が行なわれた。トップタイムを記録したのはマルク・マルケスだった。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
サーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催中のMotoGP第15戦アメリカズGP。初日のフリー走行2回目が行なわれ、レプソル・ホンダのマルク・マルケスがトップタイムをマークした。
午前中のFP1はウエットコンディションで行なわれたものの、同セッション中から既に青空が広がりつつあった状況で、FP2が開始される頃には路面は完全に乾き、セッションはドライコンディションで行なわれることになった。
FP1では得意のCOTAということもあり、トップタイムを記録していたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)。ドライとなったFP2でもマルケスは序盤からタイムシートトップに立った。
同じくFP1で上位につけていたジャック・ミラー(ドゥカティ)もタイムを縮めて来るが、マルケスも毎周のようにタイムを更新し、トップの座を維持した。一方でウエットのFP1で苦戦していたファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)や、中上貴晶(LCRホンダ)は好調な走りで、特に中上はセッションを3番手で折り返した。
MotoGPの予選組分けシステムでは、FP3までの総合タイムトップ10までが直接Q2へと進出するが、2日目FP3の時間帯は雨予報。そのため終盤は激しいアタック合戦が予想された。
しばらくはアタックも控えめな状況が続いていたが、残り10分を切り終盤に入ると、徐々にアタックに向かうライダーが増加。フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)がこの日初めての2分4秒台に入れ、トップタイムを更新した。ただその直後、中上が2分4秒612をマークし、トップは入れ替わった。
そこからもアタックは続き、多くのライダーが自己ベストを更新。クアルタラロもその例に漏れずタイムを縮め、2分4秒366で中上のタイムを更新した。
トップタイムの更新合戦には更にマルケスも参戦。セッション終了間際に2分4秒164でトップタイムを奪った。ジャック・ミラー(ドゥカティ)やポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ)も最後に最速タイム更新のペースを見せたが、わずかに届かなかった。
そのため結局FP2もマルケスがトップタイムとなった。2番手はミラー、3番手はクアルタラロだ。なおマルケスのチームメイトであるエスパルガロが4番手に続いている。
中上は最終的に5番手タイム。2日目FP3が雨となった場合、予選Q2へ直接進める位置だ。
なおセッション終了後、アレックス・リンス(スズキ/9番手)がピットレーン入り口付近で動けなくなっていたところを、ミラーが後ろを押して送り届けるお馴染みの“ミラータクシー”が行なわれるシーンも見られた。
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | マルク マルケス | 17 | 2'04.164 | 159.843 | ||
2 | ジャック ミラー | 17 | 2'04.179 | 0.015 | 0.015 | 159.824 |
3 | ファビオ クアルタラロ | 17 | 2'04.366 | 0.202 | 0.187 | 159.583 |
4 | ポル エスパルガロ | 16 | 2'04.552 | 0.388 | 0.186 | 159.345 |
5 | 中上 貴晶 | 16 | 2'04.612 | 0.448 | 0.060 | 159.268 |
6 | フランチェスコ バニャイヤ | 16 | 2'04.663 | 0.499 | 0.051 | 159.203 |
7 | ホルヘ マルティン | 15 | 2'04.677 | 0.513 | 0.014 | 159.185 |
8 | ヨハン ザルコ | 15 | 2'04.723 | 0.559 | 0.046 | 159.127 |
9 | アレックス リンス | 18 | 2'04.802 | 0.638 | 0.079 | 159.026 |
10 | エネア バスティアニーニ | 16 | 2'04.836 | 0.672 | 0.034 | 158.982 |
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