予選15番手の中上貴晶「結果にはガッカリ」2019年型マシンのフロントに苦戦?
MotoGP第2戦スペインGPの予選を中上貴晶は15番手で終えたが、結果にはガッカリしているという。またレースに向けてはユーズドタイヤでのペースがそれほど悪くない点がポジティブな要素だと語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第2戦スペインGPの予選がヘレス・サーキットで行なわれ、最高峰クラス唯一の日本人ライダー中上貴晶は、Q1敗退の15番手に終わった。
中上はこの予選結果にはガッカリしていると言い、FP3でQ2に直接進出できなかったことも悔やんだ。
「もちろん(予選結果に)満足していませんし、FP3についても本当にガッカリしています。Q2に進めませんでしたし、チームにも申し訳ないです」
中上は予選後のインタビューに対しそう答えた。Q1において中上は1分37秒434をマークQ2進出まではあと約0.2秒といった位置だった。
「タイム自体は悪くありませんでした。Q1のタイムをQ2で見れば、5〜6番手でしたから。FP3ではペースは悪くなかったですが、最後にコンマ3秒を削れませんでした。前日から比べると(苦戦していた)セクター4も少し改善していますが、まだやるべきことがあります」
「カル(クラッチロー/チームメイト)のデータを深く分析して、どこでタイムを失っているのか比較したいと思っています」
そう語った中上。彼は今季、2019年型のRC213Vを使用しているが、このマシンはクラッチローが昨年、フロントエンドのフィーリングに対し度々不満を示していたものでもある。
そして中上も、今の所2019年型マシンのフロントを100%信頼してエイペックスにつくことができていない様子だ。
「セクター2やセクター4は、常に速く走れてきたんですが、このマシンは少しフロントエンド(のフィーリング)が難しくて、まだ100%信頼してコーナーのエイペックスに入れていません」
「カルのデータとは常に比較していますが、コーナー進入で苦戦しています。それがラップタイムをセクター4で失ってしまっている主な理由です」
ただレースペース面では悪くなかったとも中上は語っており、レースに向けてはポジティブな点だと語った。
「リヤにユーズドのソフトを履いたFP4でのペースは悪くありませんでした。コレは明日のレースに向けては本当にポジティブな点です」
「ソフトで23〜24周を走りましたが、1分38秒前半から中盤で行くことができましたから悪くありません」
「15番グリッドというのは簡単なものではないですが、アグレッシブに行くつもりです。ミスをせず一貫性を持って走り、タイヤを労っていくことが鍵になると思います。でもそれができると思いますし、全力で挑んで行くつもりです」
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