タイトル争いより、まずは初の表彰台を……中上貴晶、初ポールから決勝へ
LCRホンダの中上貴晶はMotoGPのテルエルGPでPPを獲得し優勝候補と目されているが、今はタイトル争いやランキングには興味はないと語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
モーターランド・アラゴンで行なわれているMotoGP第12戦テルエルGP。その予選では、中上貴晶(LCRホンダ)がキャリア初ポールポジションを獲得した。日本人ライダーによる最高峰クラスでのPPは、2004年バレンシアGPの玉田誠以来だ。
中上はFP4での走りを見ると、レースペースでも最も強力なライダーであり、多くのライバルも決勝での優勝候補最右翼だと中上を評し警戒している。
現在中上はランキングで5番手。首位のジョアン・ミル(スズキ)からは29ポイント差だ。そしてライバルからは中上にはタイトル獲得の可能性があるという話も聞かれており、今回のPP獲得と合わせて大きな注目を集めている。
だが、中上は現時点ではタイトル争いは自分の集中する対象ではなく、MotoGPクラス初表彰台を獲得することが優先すべき目標だと語った。
「僕側からすると、チャンピオンシップのランキングを見れば自分は5番手で、ジョアン・ミルからもそう遠くはありません」
中上は、ライバルが自分を脅威と考えていることが、プレッシャーになるのではないかという問にそう答えると、さらに次のように続けた。
「ですが、僕はチャンピオンシップを重視しているわけではありません。いえ、最終的にはイエスですが……僕らは今、完全に残りの4レースに集中しているんです」
「僕はまだ表彰台を獲得したことがありません。なので、僕にとっては表彰台を獲得すること、それが第一の優先事項なんです」
「レースが終わった後に、チャンピオンシップがどうなったかを確認する必要があるかどうかは分かりません。今はチャンピオンシップを争うことは重要視していないですね」
「殆どの場合、僕はそれ(ランキング)を見ていません。レース後には何もチェックしていないんです」
「僕らは自分たちの仕事に集中しているだけです。今週末は……明日は上手く行けば初表彰台を獲得できると思います。それだけです」
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