ランド・ノリス「2位になるべきだったのに」ペレスと交錯で“5秒ペナルティ”にイライラ
マクラーレンのランド・ノリスはF1オーストリアGPで3位になったことにま満足しつつも、レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスをコース外に押し出したとしてタイム加算ペナルティを受け、2位を失ったことに不満を感じている。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
レッドブルリンクで行なわれたF1第9戦オーストリアGPでは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが3連勝を記録。2位にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)、3位にはランド・ノリス(マクラーレン)が入った。
ノリスはこれで今季3度目の3位表彰台となったが、彼はレース序盤にセルジオ・ペレス(レッドブル)をコース外に押し出したとして5秒のタイムペナルティを受けたことで2位を獲得するチャンスを失ってしまったことに、不満を滲ませた。
当該のインシデントが発生したのは、レース序盤4周目だった。セーフティカーラン解除直後、2番手を走るノリスは直後につけていたペレスからプレッシャーをかけられていた。そしてターン4でペレスがアウトサイドからオーバーテイクを仕掛けていくと、ノリスと横並びの状況に。インを走るノリスがペレスをグラベルへと押し出すような形となり、結局ペレスは大きく順位を後退させた。
この動きは審議にかけられ、結果ノリスには5秒間のタイム加算ペナルティが決定。彼はその知らせを聞いた際、無線でエンジニアに「彼はアウトサイドを回って何を期待していたんだ?」と驚きを顕にしていた。
その後ノリスは、メルセデス勢と互角の戦いを披露。最初のピットストップを行ない、タイムペナルティを消化した後はメルセデス勢に先行されるものの、離されずくらいついていった。
そして53周目にはマシンにダメージを負ったルイス・ハミルトン(メルセデス)をオーバーテイク。レース終盤にはもう1台のメルセデスであるバルテリ・ボッタスにプレッシャーをかけたが、2秒及ばずにチェッカーフラッグを受けた。
「エキサイティングなレースだったけど、ガッカリもしている。僕らは2位を獲得すべきだったからだ」
レース後、ノリスはそう語った。
「最初の出来事は、レースの結果として起きたことだったと思う。彼はアウトサイドから仕掛けてきたけど、ちょっと向こう見ずだった。それで自らコース外へ出てしまったんだ。僕は彼を押し出したりはしていない」
「3位は嬉しくもあるけど、フラストレーションも溜まる。いいペースだったんだ」
ただノリスは、レース終盤にメルセデス勢に対してプレッシャーをかけた際、接近戦を繰り広げるのは難しかったと語った。
「いいペースがあったと思うし、乱れた空気の中でも彼についていくことができた。だけどDRS圏内に入るには十分じゃなかった」
「(DRS圏内の)1秒以内に近づくと、凄く苦戦し始めてしまうんだ」
「僕らがこのポジションで、そして彼らとレースができると分かったのは良かった。メおそらくこの数年を見ても、メルセデスやレッドブルに太刀打ちできた最初のレースだと思う」
「次もこの状態を維持できればいいね」
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