速報ニュース

F1 サクヒールGP

190戦目、F1史上最も遅い初優勝……ペレス「この勝利は“実力”で手にした」

メルセデス勢2台の脱落によってF1初優勝を手にしたセルジオ・ペレスだが、彼は今回の勝利が実力で手にしたものだと語った。

Luke Smith

Luke Smith

編集: 2020/12/07 2:25

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Sergio Perez, Racing Point RP20, 1st position, takes victory to the delight of his team on the pit wall

 大荒れのレースとなったF1第16戦サクヒールGPを制したのは、レーシングポイントのセルジオ・ペレスだった。彼にとって今回のレースはまさに“激動”という言葉が相応しいだろう。

Read Also:

 5番グリッドからスタートしたペレスは、スタート直後のターン4でシャルル・ルクレール(フェラーリ)と接触。これにより最後尾に落ちたが、ピットインしてソフトタイヤからミディアムタイヤにスイッチすると、猛然と追い上げをスタートしていった。

 ペレスは20周目にポイント圏内の10番手に上がると、2回目のタイヤ交換を遅らせる作戦が功を奏し、レース終盤にはメルセデスの2台に次ぐ3番手にまでポジションを上げていた。

 そんな中、ウイリアムズのジャック・エイトケンが最終コーナーでクラッシュし、フロントウイングがコース上に落ちてしまったためにセーフティカーが出動。このタイミングでメルセデスの2台は同時にピットインした。しかしジョージ・ラッセルの後に入ったバルテリ・ボッタスのタイヤ交換では、一度はミディアムタイヤに交換したが、その後元々履いていたハードタイヤに戻してコースに復帰させるなど大混乱。先に入ったラッセルにボッタス用のミディアムタイヤを履かせてしまっていたようで、ラッセルは再度ピットインし、正しいセットへの交換を余儀なくされた。

 このメルセデスのドタバタ劇により、労せずしてトップに立ったのがペレスだ。ペレスは終盤、2番手まで追い上げてきたラッセルの猛追を受けたが、ラッセルはパンクによりまたも後退。これでペレスはプレッシャーからも解放され、トップでチェッカーを受けた。

 ペレスの優勝は2010年GP2アブダビ戦のフィーチャーレース以来。F1出走190戦目で悲願の初優勝を遂げた。これはマーク・ウェーバーの出走130戦を超えて、F1史上最も遅い初優勝となった。

 ペレスはレース後、開口一番に「言葉が出ないよ」と一言。さらにこう続けた。

「これが夢でないといいね。これまで何年もこの瞬間を夢見てきたんだ。10年もかかったけど……信じられないよ」

「何と言えばいいのか分からない。1周目が終わった後、先週と同じくまたレースが終わったかと思った。でも諦めずに追い上げて、出来る限りのベストを尽くしたんだ」

「今シーズン僕たちはツキがなかったけど、それをついに手に入れることができたんだ」

「僕たちは今日実力で勝ったと思っている。メルセデスには問題が起きていたけど、僕たちのペースはジョージを十分抑えられるレベルだったし、素晴らしいレースをしたよ」

 1周目にピットストップをした後は、タイヤのバイブレーションに悩まされていたというペレス。しかし再度タイヤを交換するとその症状は治り、チームメイトのランス・ストロール、そしてエステバン・オコン(ルノー)をオーバーテイクしてメルセデス勢に次ぐ3番手に。これが勝利を手繰り寄せた。

 事実上の1ストップ作戦を成功させた形のペレスだが、彼は次のように説明した。

「セーフティカー中に大きなミスをしてしまって左フロントタイヤをロックアップさせてしまったんだ」

「だから最初のスティントはバイブレーションが酷かった。でも第2スティントでは回復したので、チームに『バイブレーションがなくて走りやすい。まるでリムジンみたいだ』と伝えたんだ」

「かなりのペースで走れていた。そして僕たちは週末を通しての読みが当たったと思う。最初は2ストップ作戦になると思っていたけど、金曜のロングランの後、今日何をすべきかが分かったんだ」

 悲願のF1初優勝を成し遂げたペレスだが、彼は来季のF1シートが確定していないのもまた事実。彼は2021年にマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブル入りすることができなければ、2022年の復帰に向けて1年休養する意思を表明している。

 今回の勝利で、来季のプランについての決心が固まったかを尋ねられたペレスは、こう答えた。

「正直、自分の心を落ち着かせることができたよ。これから何が起こるのかは、僕がどうこうできることじゃない。でも僕は続けたいと思っている」

「だから来年(F1の)グリッドにいなくても、2022年には戻ってくるよ」

 

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 ボッタス用タイヤを履いてしまったラッセル、罰金処分に。9位入賞のリザルトはそのまま

次の記事 ルクレール、1周目のクラッシュでペナルティ。最終戦アブダビGPで3グリッド降格

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Luke Smith



没後30年。アイルトン・セナとホンダの”絆”を、マネージャーの言葉で振り返る「彼はホンダに対して誠実だった」

F1

F1 2024/05/01

没後30年。アイルトン・セナとホンダの”絆”を、マネージャーの言葉で振り返る「彼はホンダに対して誠実だった」



”要求の厳しい”アロンソ。投資進むアストンマーチンF1を成長させるための絶好の配役

F1

F1

Aston Martin Silverstone Shakedown

2023/02/20

”要求の厳しい”アロンソ。投資進むアストンマーチンF1を成長させるための絶好の配役



ハミルトン、ハリウッドF1映画のプロデューサーとして演者オーディションに参加。ブラッド・ピットの共演者は多様性重視

F1

F1 2023/02/19

ハミルトン、ハリウッドF1映画のプロデューサーとして演者オーディションに参加。ブラッド・ピットの共演者は多様性重視

More from

セルジオ ペレス



これまでのシンガポールGPとは一味違う? 初のスプリント開催という”挑戦”に、ドライバーたちはワクワク

F1

F1

シンガポールGP

5 日前

これまでのシンガポールGPとは一味違う? 初のスプリント開催という”挑戦”に、ドライバーたちはワクワク



バクーで“ヒヤリ”。F1マシンの速度差問題は改善傾向も、未だ危険だとペレス「近いうちに何か良くないことが起きるのではないか」

F1

F1

アゼルバイジャンGP

13 日前

バクーで“ヒヤリ”。F1マシンの速度差問題は改善傾向も、未だ危険だとペレス「近いうちに何か良くないことが起きるのではないか」



ボッタス、3戦連続でペレスの前を走れず。バクーでは全くついていけず大差つけられ「調べなければいけないことがたくさん」

F1

F1

アゼルバイジャンGP

14 日前

ボッタス、3戦連続でペレスの前を走れず。バクーでは全くついていけず大差つけられ「調べなければいけないことがたくさん」

最新ニュース



多種多様なGT300クラスで、公正なタイヤ供給という難題。来季ワンメイクサプライヤーのダンロップに聞く「考え方はシンプルです」

スーパーGT

SGT スーパーGT 11 時間前

多種多様なGT300クラスで、公正なタイヤ供給という難題。来季ワンメイクサプライヤーのダンロップに聞く「考え方はシンプルです」



優勝争いの7月から一転、10月富士では大苦戦。悩める牧野任祐「グリップ感が全くない。何が起きていたのか分からない」

スーパーフォーミュラ

SF スーパーフォーミュラ

第9戦・第10戦富士

12 時間前

優勝争いの7月から一転、10月富士では大苦戦。悩める牧野任祐「グリップ感が全くない。何が起きていたのか分からない」



ピアストリ「タイヤのパンクが、結果的に助けになった」シンガポールはハミルトン抜き5位

F1

F1 F1

シンガポールGP

13 時間前

ピアストリ「タイヤのパンクが、結果的に助けになった」シンガポールはハミルトン抜き5位



MotoGPライダー、ファンイベント欠席のペナルティに反発強める。ポイント剥奪などは「やりすぎ」

MotoGP

MGP MotoGP

インドネシアGP

14 時間前

MotoGPライダー、ファンイベント欠席のペナルティに反発強める。ポイント剥奪などは「やりすぎ」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録