アルピーヌの”秘蔵っ子”ピアストリ、FP1デビューは近し? フランスGPが本命か
アルピーヌは、F1フランスGPのフリー走行1回目に育成ドライバーのオスカー・ピアストリを起用するとみられる。
写真:: Alpine
F1第12戦フランスGP(7月22日~24日)のフリー走行1回目、アルピーヌはオスカー・ピアストリを起用する可能性があるようだ。
2022年シーズンから、全チームが金曜日のフリー走行で2度ルーキードライバーを走らせるレギュレーションとなっており、アルピーヌはリザーブドライバーである昨年のF2王者、ピアストリを起用するのが既定路線と見られている。
ピアストリはF3、F2をそれぞれ1年でチャンピオン獲得。しかしアルピーヌのF1シートが空いていないため、2022年はレースを戦うことなく、アルピーヌのテスト兼リザーブドライバーとして、F1デビューの準備を進めている。
アルピーヌのオットマー・サフナウアー代表は、ピアストリのFP1デビューが”もうすぐ”だと明かしつつも、それがアップデート・パッケージが持ち込まれる予定の第10戦イギリスGPではないと語った。
ピアストリのFP1デビューについて訊かれたサフナウアーは「シルバーストンではないと言える」と答えた。
「でも、そう遠くはない。我々は彼をクルマに乗せることを計画している。そんなに先の話ではないだろうが、発表はまだだ」
前述のように、イギリスGPは新パーツが持ち込まれる予定であり、第11戦オーストリアGPはスプリントレースが実施されるグランプリだ。ピアストリをFP1で起用すれば、片方のドライバーがぶっつけ本番で予選に臨むことになってしまうため、こちらも考えづらいだろう。
そのため、アルピーヌのホームレースであるフランスGPで、ピアストリをデビューさせるのは論理的な選択だと言える。
ピアストリは、2019年のフォーミュラ・ルノー・ユーロカップでフランスGPの舞台であるポールリカールを走っているが、F3やF2ではポールリカールでレースは経験していない。
ピアストリは、アルピーヌ育成のステータスを保持したまま、2023年にウイリアムズからF1デビューするのではないかと見られているが、サフナウアーは彼の将来について明言を避けている。
「オスカーが輝かしい才能を発揮しているのは周知の通りだ」
「彼はシルバーストンや他の場所で、昨年のF1マシンをテストしている。今後もそうする予定だ。彼はよくやっているよ」
「オスカーとは契約しているし、いくつかのオプションもある。だから、急ぐ必要はない。じっくりと時間をかけて、シリーシーズン中の適切なタイミングで、いろいろと検討し、決断を下すことになるだろう」
今季これまで、若手ドライバー起用義務を消化しているチームは少ない。レッドブルはスペインGPでセルジオ・ペレスのマシンにユーリ・ヴィップスを乗せた他、ウイリアムズはアレクサンダー・アルボンに代えてニック・デ・フリーズを起用した。
さらに、アルファロメオは今季ルーキーの周冠宇を起用しているため、開幕戦バーレーンGPのFP1で義務を一回消化したことになるようだ。
ピアストリも含めれば、今シーズン中にあと17回、若手ドライバーがFP1に登場することになる。
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