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ピレリ、F1トルコGPでルイス・ハミルトンの”タイヤ無交換作戦”は成功しなかったはず……と主張

F1のタイヤサプライヤーであるピレリは、メルセデスのルイス・ハミルトンが、F1トルコGP決勝をインターミディエイトタイヤ無交換で走り切るのは難しかっただろうと考えている。

Lewis Hamilton, Mercedes W12, in the pits

写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、ウエットコンディションとなったF1トルコGPの決勝レースを、タイヤ無交換で走り切ろうとした。最終的にはタイヤを交換することになったが、タイヤサプライヤーであるピレリも、ハミルトンが無交換でチェッカーを受けるのは難しかったのではないかと考えている。

 ハミルトンはエンジン交換のペナルティを受け、11番グリッドから決勝レースをスタート。序盤から前を行く中団グループのマシンを次々にオーバーテイクし、順調にポジションを上げていった。

 その後、上位勢がタイヤを交換したことにより、ハミルトンは一時3番手まで浮上。チームはハミルトンをピットインさせようと無線で指示するが、当のハミルトンは、タイヤのフィーリングは悪くないとして、走り続けることを主張した。

 結局は残り8周という段階でピットインすることになったため、ハミルトンは表彰台争いから脱落。ピットストップを遅らせたことが裏目に出て、5位でフィニッシュすることになった。

 一方でアルピーヌのエステバン・オコンは、タイヤ無交換で走り切ることに成功。これにより、ハミルトンもタイヤを交換せずにレースを走り切れたのではないかという議論が巻き起こっている。

 しかしピレリのF1及びカーレース責任者のマリオ・イゾラは、ハミルトンがタイヤ無交換で走り切ることができる可能性はほとんどなかったと考えている。

「レース後のタイヤを見ると、不可能だったと言うべきだろう。あるいは、そのタイヤは本当に限界の状態だった」

 イゾラはスカイの取材に対してそう語った。

「摩耗という面で見れば、特にレースの終盤には、基本的にはタイヤの構造のみで走っていたような状態だった」

「そのような状態で限界でプッシュするのは、少し危険だ。しかし、競い合っている状況の中で、最大限の結果を目指そうとする必要があることは完全に理解している」

 オコンが無交換で走り切れたのは何故なのか? そう尋ねられたイゾラは、タイヤの摩耗は全ての人にとって同じではないと説明した上で、次のように語った。

「47周目、または48周目にピットストップをしたほとんどのマシンを見ると、タイヤは完全に終わっていた」

 そうイゾラは語る。

「新しい路面は、昨年に比べて摩擦力とグリップ力が向上した。コースが乾いていなかったとしても、その摩擦力が高いことも理解している。その結果、タイヤは本当に、本当に限界の状況にあったのだ」

「私はピレリのエンジニアたちに、各チームに対してタイヤを交換するよう警告し、交換せず最後まで走り切るのはとてもリスキーだと提案させるようにしたんだ」

 ハミルトンは、月曜日に自身のソーシャルメディアに投稿。トルコGP決勝レースの戦略について、改めて説明した。

「チームに対して激怒しているというのは、真実じゃない」

 ハミルトンはインスタグラムでそう語った。

「僕らはチームとして、できる限り最高の戦略を構築するために、一生懸命努力している。でも、レースが進んでいくに連れ、異なる決断をしなきゃいけないし、絶えず変化する様々な要因があるんだ」

「今回はドライコンディションになるのを期待して、リスクを冒してステイアウトを選択した。でも、そうはならなかった。僕はリスクを冒してでも、最後まで走り切りたかった。ステイアウトするというのは僕の決定だったんだけど、それはうまくいかずに、結局ピットストップすることにした。それが最も安全な形だったんだ」

 

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