クアルタラロ、タイGP初日5番手も「フィーリングが良くない」ドゥカティ勢相手に抵抗できるか?
ファビオ・クアルタラロはMotoGP第17戦タイGP初日の走行は総合5番手タイムをマーク。しかしフィーリングは良くないと彼は語っている。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第17戦タイGPが9月30日に開幕。初日のフリー走行でファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は5番手タイムをマークしたが、マシンのフィーリングには納得できていない様子だ。
3年ぶり開催となるタイGPの舞台、チャーン・インターナショナル・サーキットは、ドゥカティ勢に有利なトップスピードと加速が要求されるコースではあるものの、ヤマハとの相性は悪くないと見られていた。実際、クアルタラロも前回大会の2019年は2位を獲得している。
そしてクアルタラロは、ドライコンディションで行なわれた初日フリー走行で総合5番手タイムをマーク。タイトル争いのライバルであるフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が2番手、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が13番手となっており、まずまずのスタートだったと言えるだろう。
クアルタラロはフリー走行を振り返ると、FP2終盤で発生したイエローフラッグがなければ、より上位のタイムを記録できていたはずだという考えを示すなど、速さはあると考えている。ただ、それにもかかわらずマシンのフィーリングは良くないという。
「ペースは良かったよ。特に今朝の(FP1)はね」と、クアルタラロは言う。
「午後も良かった。ただ残念だけど、最後のタイムアタックではイエローフラッグに遭遇したし、ミスもしてしまったんだ」
「だからそこを別にすれば、ペースはかなり良かったしOKだ」
「特に新品のミディアムリヤタイヤとユーズドのフロントソフトの時はかなり良い感じだった。だから悪くない1日だった」
「ただ初日はバイクに良いフィーリングが無かった。ちょっと限界という感じだったんだ」
「でもコンディションはまたかなり変わってくるだろう。それにトップ5を見ると常連が並んでいたけど、僕もイエローフラッグやミスがなければ、もうちょっと行けただろう」
なおクアルタラロはFP2序盤にコースインした際、VR46のルカ・マリーニに後方を追走され、それに怒りを示すシーンもあった。
ドゥカティはバニャイヤを勝たせるためにチームオーダーを出すことはないとこれまでも主張してきたが、マリーニの行動が何らかの”戦術”だったかどうかには疑問も残るところだ。
クアルタラロはグリッドに8台を並ばせるドゥカティには多くの選択肢があると認めている。その一方で、自身はひとりで戦わなければならないと苦しい状況も口にした。
「ドゥカティは8台もいるんだ。だから彼らは何かを上手くやることだって可能だ」
「そして僕は、残念だけど助けになるものは無い。今日はフランコ(モルビデリ/チームメイト)が前にいることもあったけど、結局いなくなってしまった」
「だからチームで戦略を実行するのも難しいだろうと思うし、だからこそ僕は自分ひとりでやっていかなくちゃいけないんだ」
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