ユーリ・ヴィップスが予選最速! 岩佐歩夢は一時トップも、クラッシュで13番手|F2第6戦バクー
FIA F2選手権の第6戦バクーの予選が行なわれ、ユーリ・ヴィップス(ハイテック)がトップ。DAMSの岩佐歩夢は13番手だった。
写真:: Formula Motorsport Ltd
FIA F2選手権第6ラウンドの予選がアゼルバイジャンのバクー市街地サーキットで行なわれ、ユーリ・ヴィップス(ハイテック)が最速タイムをマークした。
コース幅の狭い区間で、誰かがミスをしてアタックが台無しになる可能性も高いバクー。30分の予選がスタートすると、全22台が一斉にコースに向かった。
真っ先に1分54秒台の好タイムを叩き出したのは、DAMSの岩佐歩夢。フリー走行ではヴィップスの1分55秒924がトップタイムだった中で、いち早く好タイムをマークした。
しかし、ライバルたちもタイムアップ。セッション折り返しとなった時点で岩佐はトップを維持していたものの、彼から0.2秒以内に4台がつける僅差の争いとなった。
セッション残り12分を切ると、タイヤを履き替えたマシンが続々とコースに復帰。さらなるタイムアップを目指した。
各車入念にタイヤを温めアタックを開始したが、ここでなんと岩佐がクラッシュ! ターン3出口で壁と接触してしまい、セッションは赤旗中断となってしまった。
岩佐のマシン回収が終わり、残り5分50秒でセッションが再開されると岩佐を除く21台が我先にとコースイン。セッション前半よりも良いペースを刻んでいった。
路面コンディションの改善も進んだのかタイムシートは次々と塗り替わり、岩佐のポジションは次第に下がっていく。中でも特にペースが良いのはヴィップスで、1分53秒762をマークしタイムシートのトップに立った。
セッション残り時間がゼロとなり、各車がこのタイムをターゲットに最後のアタックに行なったが、結局ヴィップスを上回る者はおらず、ヴィップスが予選最速に。2番手にリアム・ローソン(カーリン)、3番手にデニス・ハウガー(プレマ)というオーダーとなった。
レース1は上位10台がリバースグリッドとなるため、予選10番手だったジェイク・ヒューズ(VAR)が、ポールポジションとなる。
岩佐は最終的に13番手。佐藤万璃音(ヴィルトゥオーシ・レーシング)は15番手で予選を終えた。
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