予選レポート
F1 イタリアGP
F1イタリア予選:予選モードもトウもいらない! ハミルトンが僅差でボッタス抑えポール獲得
F1イタリアGPの予選が行なわれ、メルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。
松本 和己
編集: 2020/09/06 5:46
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F1第8戦イタリアGPの予選がモンツァ・サーキットで行なわれた。ポールポジションを獲得したのは、メルセデスのルイス・ハミルトンだった。
予選開始から決勝までエンジンモードの変更が禁止となり、各チームが新たな挑戦に望む今回の予選。強い日差しが注ぐモンツァは気温28度、路面温度45度というコンディションで予選がスタートした。
Q1:ベッテル、大渋滞の予選に泣く。アルボンはギリギリQ2へ
ウイリアムズの2台や、フェラーリ製パワーユニットを搭載する3チーム6台が早めにコースイン。フェラーリ勢はセバスチャン・ベッテルが前、シャルル・ルクレールが後ろという位置関係で2台が連なってアタックに入った。ベッテルは1分21秒151でひとまずトップに立ったものの、ルクレールはトラックリミット違反でタイム抹消となった。
その他のマシンは、メルセデスの2台がコースインすると、各車続々とそれに続きコース上のマシンが一気に増えた。
ルイス・ハミルトン(メルセデス)はミディアムタイヤで1分19秒539をマーク。バルテリ・ボッタスも0.247秒差で2番手と、いきなり速さを見せた。
3番手に続いたのはセルジオ・ペレス(レーシングポイント)。マクラーレンのカルロス・サインツJr.、ランド・ノリスが続き、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが6番手となった。FP3ではトラブルによりマシンを止めたダニエル・リカルド(ルノー)も問題なくアタックへ。7番手となった。
金曜日のフリー走行では好調だったアルファタウリ勢は、ダニール・クビアトが8番手。ピエール・ガスリーは最初のアタックがタイム抹消となってしまったが、2度目のアタックで8番手にタイムを上げた。
残り3分に各車がなだれ込むようにコースイン。Q1脱落圏内にいるのは、ウイリアムズの2台の他、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、ベッテル、ロマン・グロージャン(ハース)。アレクサンダー・アルボン(レッドブル)はトラックリミット違反もあり、15番手と危険な位置だ。
各車はアタックに向けて前のマシンとの間隔を調整したため、最終コーナーのパラボリカ手前は大渋滞に。1コーナー手前では5台がほぼ同時にブレーキングするなどまさに混乱状態となり、エステバン・オコン(ルノー)に前を塞がれてしまったキミ・ライコネン(アルファロメオ)の他、ベッテルやアルボンもアタックを中断してしまった。
結局、最終アタックでQ1敗退圏内から脱出できたマシンはなく、アルボンはからくもQ2進出することができた。なお、接触ギリギリの”バトル”を見せたオコンとライコネンは審議対象となった。
Q2:クビアト、ルクレールが敗退。アルボンはギリギリQ3へ
予選Q2ではボッタス、ハミルトン、フェルスタッペンの順にコースインし、これにルノー勢が続いた。全車がソフトタイヤを履いてのアタックで、ハミルトンはボッタスとの距離を離し単独でのアタックを選んだ。フェルスタッペンはハミルトンに比較近い位置でアタックを実施した。
ハミルトンは1分19秒092を叩き出し、コースレコードを更新。ボッタスは0.325秒差の2番手に続いた。3~5番手は僅差ながらペレス、サインツJr.、フェルスタッペンというオーダー。ガスリーも6番手につけた。
Q2敗退圏内はクビアト、オコン、ルクレール、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ライコネン。フェラーリPUを搭載する下位3台は、中古タイヤでのアタックだった。ここでも、Q3進出ギリギリの10番手はアルボンだ。
残り時間が4分を切ると、ルノー勢を先頭に全車が一斉にコースへ。ピット出口やパラボリカ手前で、隊列への割り込みや、牽制し合う姿が見られた。
リカルドは第2シケイン出口でコースオフし、アタック中断。単独走行となったオコンも伸び悩んだ。
ボッタスがタイムアップし、コースレコードを1分18秒952まで更新するが、その他にタイムを更新できたマシンは皆無で、クビアトは11番手でQ2敗退。「最善は尽くした」と無線でこぼしたルクレールも、13番手でフェラーリ聖地での予選を終えた。
Q3:ハミルトンが僅差でボッタスを逆転!
12分間のQ3も、ボッタスが先頭にコースイン。ハミルトン、レッドブル勢がそれに続いた。
ここでも、主導権を握ったのはメルセデス勢。ハミルトンが1分19秒068を記録し、ボッタスを0.053秒上回った。3番手につけたのはペレスで、ハミルトンとは0.652秒差だった。
レッドブルはフェルスタッペンが4番手となったが、中古のミディアムタイヤでのアタックを行なったアルボンは痛恨のトラックリミット違反でノータイム。最後のアタックにかけることになった。
これまでのレースではQ3でコンマ数秒タイムアップするケースもあったが、今回は予選モードの使用ができなくなった影響か、メルセデス勢はQ2とほぼ同じタイムとなった。
残り時間5分ほどになると、メルセデスが先に動きコースイン。レッドブルはアルボン、フェルスタッペンの順でそれに続いた。
最後のアタックでは、ハミルトンがセクター1で全体ベストを記録。このタイムを後にリカルドが上回るが、ハミルトンはセクター2でも全体ベストを更新。セクター3はボッタスに最速を譲ったものの、1分18秒887を記録したハミルトンがボッタスを逆転。0.069秒差でチームメイトを抑え、通算94回目のポールポジションを獲得した。
3番手に食い込んだのはサインツJr.。他車から距離を取り、トウがない中でアタックを決め、グリッド2列目を確保した。4番手にはペレスがつけている。
フェルスタッペンは5番手。グリッド3列目に甘んじた。なお、アルボンは最後にタイムを記録したものの9番手。ガスリーが10番手だった。
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順位 ドライバー タイム 差 平均速度 1 ルイス ハミルトン 1'18.887 264.362 2
バルテリ ボッタス 1'18.956 0.069 264.131 3
カルロス サインツ Jr. 1'19.695 0.808 261.682 4
セルジオ ペレス 1'19.720 0.833 261.600 5
マックス フェルスタッペン 1'19.795 0.908 261.354 6
ランド ノリス 1'19.820 0.933 261.272 7
ダニエル リカルド 1'19.864 0.977 261.128 8
ランス ストロール 1'20.049 1.162 260.525 9
アレクサンダー アルボン 1'20.090 1.203 260.392 10
ピエール ガスリー 1'20.177 1.290 260.109 フルリザルトを見る
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