F1 ベルギーGP

レッドブル、ベルギーGPでの圧倒的速さの秘密は”急勾配”「我々のマシンの車高は他より高い」

レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、F1ベルギーGPのマックス・フェルスタッペンの支配的な強さは、各車の車高が通常よりも高かったことでより顕著になったと考えている。

Jonathan Noble

Jonathan Noble

編集: 2022/08/30 8:16

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Max Verstappen, Red Bull Racing RB18

 F1ベルギーGPでは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、14番グリッドと後方からのスタートだったにもかかわらず、圧倒的な速さと強さを見せて優勝を手にした。

 レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーはこのパフォーマンスについて、ベルギーGPの舞台であるスパ・フランコルシャンにはオー・ルージュ〜ラディオンという急勾配の登り区間があるため、各車ともにいつもよりも車高を上げなければならなかったことで顕著になったと考えている。

 今シーズンのF1はグラウンド・エフェクトカーとなったため、マシンの床下を路面に極力近づけることで最大のパフォーマンスを発揮することが目指されてきた。しかしスパ・フランコルシャンには、オー・ルージュ〜ラディオンの急勾配区間がある。高速で急坂を駆け上がると、当然大きなGがかかることになり、車両は路面に押しつけられる。つまり通常と同じ車高で走行した場合には、床下を路面に激しく打ち付けてしまう可能性があるわけだ。これを避けるため、多くのマシンは通常よりも車高を引き上げてベルギーGPに臨んだ。

 特にフェラーリとメルセデスは、できる限り車高を低くした方が大きなダウンフォースを生み出すことができるように見える。一方でレッドブルは、車高が高くでも最大のダウンフォースを発揮することができるようだ。

 このことは直線スピードの速さにも繋がっていると見られており、今回のスパでは圧倒的な速さを発揮。まるで別のカテゴリーのようだった。

 ホーナー代表はこれについて、次のように説明する。

「このサーキットでは、我々の強みを発揮することができたと思う。我々は非常に効率的なマシンを持っており、非常に優れたセットアップを見つけた。マックスはフリー走行1回目の1周目以降、驚異的な調子を維持したんだ」

 ベルギーGPで軽量化されたシャシーを投入するという噂もあったレッドブルだが、ホーナー代表はこれを否定。オー・ルージュが差を生むきっかけとなったと説明する。

「いや、軽量化したシャシーを持ってきていない。だから、それはパフォーマンスを決定付けた要因ではない」

「たくさんのことが行なわれ、ポーパシング対策の技術指令に多くの期待が寄せられた。でもそれは間違いなく、我々ではなく他のチームの打撃になったようだ」

「我々はマシンのオペレーションを変えていない。オー・ルージュ(〜ラディオン)で路面を打ってしまうことは、ここでは常に問題になる。しかし、それは我々に限ったことではない。どのチームでも同じなのだ」

「しかし今年は、すでに車高を上げているのがお分かりいただけたと思う。我々の哲学は、他のいくつかのチームの哲学とは少し違うんだ。今後のレースでは、もっと車高を落として走らなければいけないという技術指令を受けるかもしれない」

 なお前述の軽量シャシーについて、シンガポールGPまでに投入される可能性があると見られているが、ホーナー代表はこれについて、言葉少なに次のように語った。

「そんなことはない……今のシャシーは、今後数レース走る予定だ」

 レッドブルのマシンは、シーズン序盤の段階では、レギュレーションで規定されている最低重量(798kg)よりも10kg以上重いと言われていた。もしレッドブルがシャシーを軽量化することに成功すれば、現在の速さがさらに磨かれることになるだろう。

 

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 オコン、関係が悪いと噂されるガスリーがチームメイトになっても問題ない?「僕らはリスペクトし合っている」

次の記事 伝説再現……”スパ3ワイド”バトルを制したオコンの偶然の出来事「レース前にハッキネンに会ったんだ」

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Jonathan Noble



大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす

F1

F1 2024/12/29

大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす



ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす

F1

F1 2024/12/27

ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす



僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

F1

F1 2024/12/25

僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

More from

レッドブル



レッドブル、シーズン初優勝よりも”学び”が重要? ドライバーふたりは2027年への準備を開始

F1

F1

バーレーンGP

3 時間前

レッドブル、シーズン初優勝よりも”学び”が重要? ドライバーふたりは2027年への準備を開始



ハジャー、予選3番手も悔い残す「マックスは強すぎたけど、2番手なら可能だったはず」

F1

F1

バーレーンGP

4 時間前

ハジャー、予選3番手も悔い残す「マックスは強すぎたけど、2番手なら可能だったはず」



「紙でできている」とフェルスタッペンが酷評したレッドブルRB22、セパンで今季初PP。今季初めて“ベンチマーク”となった要因とは

F1

F1

バーレーンGP

6 時間前

「紙でできている」とフェルスタッペンが酷評したレッドブルRB22、セパンで今季初PP。今季初めて“ベンチマーク”となった要因とは

最新ニュース



F1バーレーンGP in マレーシア決勝速報|大混乱! 大波乱の1戦。フェルスタッペン今季初優勝。ラッセル痛恨リタイア。アロンソ殊勲の8位 

F1

F1 F1

バーレーンGP

2 分前

F1バーレーンGP in マレーシア決勝速報|大混乱! 大波乱の1戦。フェルスタッペン今季初優勝。ラッセル痛恨リタイア。アロンソ殊勲の8位 



猛追バスティアニーニ退け3位。ベッツェッキ「タフなレース。スプリントでは苦しんだから嬉しいね」

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

7 分前

猛追バスティアニーニ退け3位。ベッツェッキ「タフなレース。スプリントでは苦しんだから嬉しいね」



さてはお前、マルケスじゃないな……? 日本GP前のカートレースで王者が“影武者”投入。厳重注意受けるも「自分勝手になってでもレースに集中する」

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

58 分前

さてはお前、マルケスじゃないな……? 日本GP前のカートレースで王者が“影武者”投入。厳重注意受けるも「自分勝手になってでもレースに集中する」



マルケス、日本GP完勝「また37ポイント獲得できてすごく嬉しい」鬼門インドネシアに向けても不安無し?

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

1 時間前

マルケス、日本GP完勝「また37ポイント獲得できてすごく嬉しい」鬼門インドネシアに向けても不安無し?

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録