F1

F1マシンの重量削減は今シーズンの”大敵”。ウイリアムズも苦労「どのチームにとっても難しいこと」

ウイリアムズは、先日行なわれたF1オーストラリアGPでカラーリングを微調整。これは、車体の軽量化を目指した一環であったという。

Jonathan Noble Alex Kalinauckas

編集: 2022/04/20 17:17

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Marshals assist Alex Albon, Williams FW44, after a breakdown in Qualifying

 ウイリアムズは、F1オーストラリアGPでマシンのカラーリングを一部変更した。これは、車体をできるだけ軽くする施策のひとつだったとチームは説明する。

 今シーズンから新しいテクニカル・レギュレーションが導入されたF1。しかし各チームは車体の軽量化に苦しみ、最低重量の798kgを下回ることができていないチームがほとんどである。

 車体が重ければ、当然ラップタイムに大きな影響を及ぼす。そしてこれまでの通例では、各チームはレギュレーションで規定されている最低重量以下でマシンを作り上げ、不足分をバラストを搭載することによって規定を満たしてきた。そしてこのバラストを置く場所により、マシンのバランスを最適化していたのだ。

 最低重量を下回る重さでマシンを作り上げられないということは、車両バランスを整えるという面でもデメリットであり、各チームはなんとか軽量化を達成すべく、様々な策を講じている。そして微々たる量でも重量を削るため、塗装を一部剥がすといったチームも多くある。

 アストンマーチンは、約350gの軽量化を図るため、車両の一部を塗装していない。またマクラーレンも、エンジンカウルの塗装を一部剥がして軽量化している。

 ウイリアムズもこれに倣い、当初はダークブルーとグロスブラックで塗られていたサイドポンツーンとエンジンカウルの一部を、オーストラリアGPではカーボン地のままに変更してきた。

 ウイリアムズのビークル・パフォーマンス責任者であるデイブ・ロブソンは、今シーズン車体を最低重量に近づけるのは、どのチームにとっても難しい仕事であると語った。

「どんな時でも、マシンをもっと軽くしたいと思っている。どれだけ効果があったのかは分からないが、塗装の配置は確かに異なっていた」

 ロブソンはオーストラリアGPに持ち込まれたマシンの塗装変更についてそう語った。

「それはつまり、部分的にマシンの塗料の重量を減らすということだ」

「我々のマシンの重さが、ピットレーンのどの位置にあるのかは分からない。それを把握するのはとても難しい。しかしこのマシンを、最低重量以下にするのは大変な挑戦だ。そしてそれは、我々が取り組みを続けていくことができるモノのひとつだ」

 ウイリアムズはそのオーストラリアGPで、2022年シーズン最初の1ポイントを手にした。アレクサンダー・アルボンが素晴らしいタイヤマネジメントを見せ、スタート時に履いたハードタイヤで58周レースのうち57周を走行。これが功を奏し、10位入賞を果たしたのだ。

 ロブソン曰く、ウイリアムズが取り組んでいる主なことは、マシンの良いバランスを模索することだと語る。

「いくつかの制限がある」

 そうロブソンは言う。

「バランスに関しては、一貫したテーマになっている。それはドライバーたちも訴えていることだし、バーレーンでのテストが始まって以降、我々は常にその問題を解決していっている」

「確かにある程度の進歩を遂げてきた。それをサポートするための新しいコンポーネントも、順次投入される予定だ。しかしまだ整理すべきことが少しある」

「車高やセットアップ、ポーパシングに関しては、適切な範囲で操作できるようになりつつある」

「でも少しでも間違えてしまうと、フロアにダメージを受ける可能性がある。だから、それが我々の限界になっている。とはいえ、我々が求めている場所にかなり近づいているんだ」

「解決を目指している小さなバランスの問題を置いておけば、タイヤを適切に作動させてどこでも速く走れるようにするため、もう少し負荷が必要なんだ」

 

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