レッドブルが継続使用のホンダPU、2022年からの名称は“レッドブルPU”に?
2022年からホンダ製PUを自社で運用してくレッドブルだが、そのPUのネーミングライツは販売しない方針のようだ。
Max Verstappen, Red Bull Racing RB16, in the pit lane during Qualifying
Steven Tee / Motorsport Images
レッドブルF1チームは、パワーユニット(PU)サプライヤーであるホンダが2021年限りでF1活動を終えることを受け、2022年以降PUをどうするのかの岐路に立たされていた。しかし、2022年以降のPU開発凍結が合意されたことを受け、ホンダPUプロジェクトを引き継ぎ、『レッドブル・パワートレインズ』という新会社で運用していくことを決めた。
レッドブルがPUを自社運用するにあたり、注目となっていたのがそのバッジネームである。レッドブルは過去にもPUのバッジネームを変更したことがあり、2016年から2018年にかけてはルノーのカスタマーPUの名称を『タグ・ホイヤー』としていた。
しかしながら彼らは2022年以降、ホンダから引き継いだPUのネーミングライツを”販売”する計画はないようだ。
レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ホンダ製PUの名称に関する計画について次のように語った。
「“レッドブルPU”になるだろう。メルセデスがメルセデス(PU)であるのと同じだ。レッドブルのマシンの一部として組み込まれることになるから、レッドブルなんだ」
このプロジェクトに協力してくれるパートナーやメーカーを探しているのかと尋ねられたホーナーは、こう答えた。
「パートナーを持つことにこだわる必要はないと思う。我々には自分たちだけでやれる独立性がある」
「もし刺激的なパートナーが現れたら、それがOEMであろうと他のタイプのパートナーであろうと、バッテリーメーカーであろうと何であろうと、真剣に検討するのは理に適っている」
ホーナーはまた、レッドブルがミルトンキーンズにある施設を増強するにあたっての採用活動を開始したと説明した。
「もちろん、ミルトンキーンズにあるホンダのオペレーション部門”HRD UK”の大部分が引き継がれることになる」
「そのため、既に交流のある人たちは皆、新会社に引き抜こうとしている」
「そして今後数週間、数ヵ月で、埋まるであろう役職のいくつかを設定するプロセスに入っている。ホンダとの合意が得られたことにより、適切な人材を集めるための時間が確保できたと思っている」
レッドブルは現在PU部門のトップになる人間を探しているが、ホーナーは昨年までメルセデスのPU部門を率いたアンディ・コーウェルを獲得するのではという噂を否定した。
「彼がこの10年間、このスポーツで成し遂げてきたことはもちろん印象的だ。彼は明らかにメルセデスとHPP(ハイパフォーマンス・パワートレイン)の根幹となっていた」
「彼はF1以外での活動を追い求めることを選択したと思う。もちろん、エンジンに関しては年々成果を挙げてきた人物だ。しかし私が思うに、彼の関心はF1以外の部分に向いているようだ」
またレッドブルは公式のPUメーカーとして、状況次第ではレッドブルが自チームとアルファタウリ以外のチームへカスタマーPUを供給する義務が発生することになるようだ。ホーナーは次のように語った。
「PUメーカーとしての義務を引き受けることにより、供給義務のレギュレーションに拘束されることになる。その点では他のメーカーと何ら変わりない」
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