F1 イタリアGP

モンツァで敗れたフェラーリ、2ストップ戦略自体は正しかった?「我々が速かっただけ」とレッドブル代表

レッドブルは、イタリアGP序盤にシャルル・ルクレールがピットインしなければ、マックス・フェルスタッペンをピットに呼び込んでいただろうと語った。

Jonathan Noble

Jonathan Noble

編集: 2022/09/14 15:38

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Charles Leclerc, Ferrari F1-75, makes a pit stop

 F1イタリアGPでは、ポールポジションスタートのシャルル・ルクレール(フェラーリ)とそれを追いかけるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とで戦略が分かれた結果、フェルスタッペンが勝利を手にした。しかしレッドブルは、戦略が勝敗を分けたとは考えていないようだ。

 パワーユニット交換により7番グリッドからスタートしたフェルスタッペンは、早々に2番手までポジションアップし、ルクレールを追いかけた。そんな中、11周目にセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)のマシンがストップしてバーチャルセーフティカー(VSC)が出されると、フェラーリはルクレールをピットに呼び込んで新しいタイヤを履かせた。

 早めのタイヤ交換を行なったことで、ルクレール陣営は2ストップ作戦に切り替えた。一方でフェルスタッペンは1ストップ作戦を採り、レース後半からルクレールの前に立ちはだかった。

 結果的にフェラーリがあのタイミングでピットストップを行なったのは失敗だったのではないかという声もあがる中で、レッドブルのクリスチャン・ホーナーは、あの時点ではVSC時のピットインが有効だったと考えている。実際、もしルクレールがVSC中にピットに入っていなければ、フェルスタッペンをピットに入れる準備が整っていたという。

「彼らがなぜああするのかは分かっていた」とホーナーは言う。

「我々のマシンの方が速かった、それだけだと思う。戦略的には彼らは正しかったと思う。今回は我々がより速いパッケージを手にしていただけだ。それ(戦略)とは無関係に我々が勝ったと思っている」

 またフェラーリのマッティア・ビノット代表は、フェルスタッペンと同じ戦略を採った場合に純粋な速さやタイヤの保ちも劣っていると序盤から自覚していたため、何か別の方法を試す必要があったと語った。

「今思えば、セーフティカー(VSC)が出た時の判断は正しかったと思っている」

「シャルルが良いペースなのは分かっていたが、マックスの方がタイヤのデグラデーションの面で優れていて、彼の方が既に速いペースを刻むようになっていった。彼と同じ1ストップのままにしていても、遅かれ早かれ抜かれていただろう」

「だから我々に残されたチャンスは、戦略を変えることだった。ピットレーンを走っている時にVSCが終わってしまい、潜在的な恩恵を完全に受けられなかったのは少しアンラッキーだった。ただそれでも全体的にはマックスの方が速かったし、勝つのは厳しかったと思う」

 ビノットはさらにこう続け、速さで勝る相手に勝つには戦略を変えるしかないと繰り返した。

「自分たちより速いマシンに勝つことは難しいことではなく、不可能なことだ」

「基本的により速いマシンが勝つし、そうならないのは戦略で失敗した時だけだ」

「どんな戦略を採っても彼(フェルスタッペン)は勝っただろうが、シャルルを2ストップ作戦に変更したことは間違った選択ではなかった。レース後半に何が起こるか分からないからね。長いスティントになったマックスのタイヤデグラデーションがどうなるかは分からなかった」

「例えば後ろにいたジョージ(ラッセル/ラッセル)は、シャルルとの差が相当ついていた。だから全体としてはリスクではなく、ギャンブルというよりはポジティブな選択になったと思う」

 

 

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 アレクサンダー・アルボン、虫垂炎の手術の後一時呼吸不全に陥る。幸いにもひと晩で回復。シンガポールには”念の為”デ・フリーズ再び帯同

次の記事 ”スーパーサブ”ニコ・ヒュルケンベルグも、ハースF1来季ドライバー候補のひとり? チーム代表「スーパーライセンスを持つ者全員に可能性がある」

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Jonathan Noble



大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす

F1

F1 2024/12/29

大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす



ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす

F1

F1 2024/12/27

ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす



僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

F1

F1 2024/12/25

僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

More from

フェラーリ



イタリアGPでのバトルでピリつくフェラーリ内……ルクレールの元同僚サインツJr.「僕たちの時はいつもふたりの間で解決していた」

F1

F1

スペインGP

55 分前

イタリアGPでのバトルでピリつくフェラーリ内……ルクレールの元同僚サインツJr.「僕たちの時はいつもふたりの間で解決していた」



フェラーリ、ハミルトン優先判断は近い?? モンツァでのトラブルは「良くなかった」とチーム代表認める

F1

F1

イタリアGP

21 時間前

フェラーリ、ハミルトン優先判断は近い?? モンツァでのトラブルは「良くなかった」とチーム代表認める



大クラッシュのルクレール、スペインGPでのグリッド降格は回避か。新PUに大きなダメージなし?

F1

F1

スペインGP

1 日前

大クラッシュのルクレール、スペインGPでのグリッド降格は回避か。新PUに大きなダメージなし?

最新ニュース



マルケス、右腕の赤裸々写真投稿は「質問攻めを終わらせるため」これでタイトル争いに集中できる?

MotoGP

MGP MotoGP

サンマリノGP

21 分前

マルケス、右腕の赤裸々写真投稿は「質問攻めを終わらせるため」これでタイトル争いに集中できる?



イタリアGPでのバトルでピリつくフェラーリ内……ルクレールの元同僚サインツJr.「僕たちの時はいつもふたりの間で解決していた」

F1

F1 F1

スペインGP

55 分前

イタリアGPでのバトルでピリつくフェラーリ内……ルクレールの元同僚サインツJr.「僕たちの時はいつもふたりの間で解決していた」



アレックス・リンス、2026年限りでバイクレースから引退。MotoGPクラスでは通算6勝…今後は別プロジェクトへ

MotoGP

MGP MotoGP

サンマリノGP

1 時間前

アレックス・リンス、2026年限りでバイクレースから引退。MotoGPクラスでは通算6勝…今後は別プロジェクトへ



躍進止まらぬアントネッリは『常に進化し続けるAIみたい!』メルセデス代表称賛

F1

F1 F1

イタリアGP

4 時間前

躍進止まらぬアントネッリは『常に進化し続けるAIみたい!』メルセデス代表称賛

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録