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どの口が言う? ルノー、アロンソのテスト参加へのレーシングポイントの批判に皮肉

ルノーのシリル・アビテブール代表は、アブダビテスト参加を認めたFIAの決定を擁護し、レーシングポイントからの批判に反論した。

Fernando Alonso, Renault F1, talks to the press

写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images

 ルノーのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、アブダビGP後に開催される若手ドライバーテストに、フェルナンド・アロンソの参加を許可したFIAの判断を擁護し、レーシングポイントの批判に対して、皮肉交じりに反論した。

 例年シーズン終了後にアブダビで開催されていたテストは、新型コロナウイルスに対処するためのコスト削減策の一環として1日に短縮。参加できるドライバーは「国際A級ライセンスを持っていなければならず、FIAの承認がない限り、F1の参戦レース数が2戦未満のドライバーに限る」とされていた。

 しかし、ルノーはFIAに働きかけ、来季F1に復帰するフェルナンド・アロンソのテスト参加を認めさせることに成功。FIAはその後、レッドブルのセバスチャン・ブエミやアルファロメオのロバート・クビサにもテスト参加の許可を出した。

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 この決定はライバルたち、特にレーシングポイントやマクラーレン、フェラーリを苛立たせた。フェラーリはカルロス・サインツJr.がテストに参加できるように働きかけているものの、レーシングポイントとマクラーレンはテストに参加させたい若手ドライバーがいないとして、すでにテスト欠席を決めていたのだ。

 レーシングポイントのチーム代表であるオットマー・サフナウアーは、外交的なアプローチを採っていることを隠していない。この件について訊かれたサフナウアーは、チームにとっての選択肢を検討していると述べた。

「ルールを理解しなければならない。フェルナンドのテスト参加が許可されたのを知って驚いた」

「だからFIAと議論しなければならない。ルールははっきりしていると思う。これは若手ドライバーテストだし、フェルナンドは2度のワールドチャンピオンで40代に近い(39歳)。私にとっては、若いドライバーだとは思えない」

「ルールを理解することが先決で、その後どうするかを見極める必要がある」

 サフナウアーのコメントについて聞かれたアビテブールは、シーズン前半に議論を呼んだ、レーシングポイントの”ピンク・メルセデス問題”を引き合いに出し、皮肉交じりに次のように語った。

「若手ドライバーに加えて、FIAが許可したドライバーは参加できるという指示が出ている」

「それはFIAの絶対的な権限だ。オットマーがFIAにクレームをつけたいなら、それはそれはご立派だと思う。彼らは自分たちが違法なクルマを持っているということを念頭に置いておいたほうが良い」

「我々はあの件についての結末を受け入れた。だけど今、彼らがFIAを相手にしたいのであれば、それは皮肉なことだと思うよ」

 ルノーがアロンソを走らせることで競技面でのアドバンテージを得ることを、ライバルチームは懸念している。アロンソが現行マシンを知ることで、オフシーズンの開発に貢献できるからだ。ルノーも、アロンソのテスト参加で開発面のメリットがあることを隠してはいない。

「なぜそれが必要なのか? 率直に言えば、チームに来年のための最高のプラットフォームを用意することが必要なんだ」

「誰もが絶対的なパフォーマンスを求めるためにここにいる。言うまでもなく、我々は商業目的でフェルナンドとやっているのではなく、スポーツのため、自分たちの競争力のためにやっているんだ。これは全てのチームがそうだ」

「だから我々は非常にストレートに、FIAにもF1にも何をしているのかを明確にしてきた」

 アブダビのテストでは開発パーツを試すことはできないため、できることは限られているとアビテブールは話した。

「いずれにしてもできることには限界がある。率直に言って、フェルナンドが調子を取り戻し、脚を伸ばすことが非常に重要なんだ」

「彼が2年前のマシンで見せたドライビングは驚くべきものだった。彼は4日間走行を行なった。彼にはもう1日あるんだ。来年に向けては特にそれが重要だ。開幕前のテストでは、ドライバーふたり合わせて3日間しかテストがないんだ」

「みんな同じなのは分かっている。しかし繰り返しになるが、それも我々がフェルナンドのテスト参加を求めてきた理由のひとつだ」

「FIAは我々のリクエストに時間をかけ、それから許可を出してくれた。しかしそれはマシンの開発というよりも、フェルナンドのことを考えての判断なんだ」

「今回は来季のことを考え、ダニエル(リカルド)との素晴らしい関係から脱却し、フェルナンドとの新しい関係を構築したいと考えて、絶対的な権利を持つFIAに許可を求め、許可してもらったんだ」

「だからそれはそれだ。人々はそれに対処する必要があるんだ」

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