ルノーF1、リカルド後任に”大物”と交渉。「チームを理解してくれる人材が必要」
ルノーF1のシリル・アビテブール代表は、ダニエル・リカルドの後任となる2021年のドライバーについて、”大物”との交渉を行なっていると語った。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
ルノーF1チームのマネージングディレクターであるシリル・アビテブールは、2021年のドライバー候補として、”ビッグネーム”との交渉を行なっていると明かした。
セバスチャン・ベッテルのフェラーリ離脱をきっかけに発生した玉突き移籍の結果、2021年にダニエル・リカルドがマクラーレンへと移籍することが決まり、ルノーのシートに空きが生じることになった。
それ以来、去就が決まっていないベッテルと、F1への復帰が噂されるフェルナンド・アロンソがこのシートに座るのではないかと見られている。
オーストリアGP初日の7月3日、アロンソの獲得に関心があるかと訊かれたアビテブールは、詳細についてコメントを避けたものの、チームが今後に向けて何を望んでいるか説明した。
「まず、それぞれのクルマにひとりドライバーが必要だね!」
「我々には速いドライバーが必要だ。ルノーのプロジェクトを理解し、受け入れるドライバーが必要なんだ」
「我々のチームの性質は非常に明確だ。F1の中でも我々は少しユニークなチームだが、同時にまだ若いチームであり、チームを作っている最中なんだ。特に昨年のように、苦戦するときもある」
「だから、我々にはそれを全て理解できる人材が必要だ。我々が取り組んでいる仕事や努力、我々の倫理といったモノの価値を理解できる人が必要なんだ。ダニエルがそれを理解できてないと言っているのではない。私は今後について話をしているんだ」
「我々は何人かと話をしている。何人かのビッグネームや、それよりも知られていないドライバーとも話をしている。時間をかけて、我々がどんなチームなのか、我々のチームに参加する上で彼らがなにを求めているかといった点で、適切な調整をしていく」
アビテブールは、ドライバーの決定について期限を設けていないという。
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