ジョージ・ラッセル、F1初表彰台はわずか2周……でも「そんなの関係ない」とご満悦
F1ベルギーGPで2位に入り、初の表彰台を獲得したウイリアムズのジョージ・ラッセルは、わずか2周で終わったレースだったとしても、表彰台獲得について満足できるとして、どうやって表彰台を手にしたかは「関係ない」と語る。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、F1ベルギーGPの決勝レースを2位でフィニッシュ。自身初の表彰台を獲得した。このレースは悪天候により長時間のスタート遅延、そしてセーフティカー先導でわずか2周しただけで終了するというF1史上最短のレースとなったが、そんなことは関係なく、2位を手にできたのは喜ばしいことだと、ラッセルは語った。
夏休み前最後のレースとなったハンガリーGPで、ウイリアムズのマシンで初の入賞を果たしたラッセル。そしてその次のレースでは、望外の2位表彰台を手にすることになった。
ラッセルはウエットコンディションとなった予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンらを退け、2番グリッドを獲得。そして迎えた決勝レースはさらなる悪天候に見舞われたため、実際にはコース上でのバトルが行われることなく、ラッセルはスタートポジションのまま2位でフィニッシュすることになった。これはラッセルにとってもF1で初めての表彰台獲得ということになった。
戦わずして初の表彰台を手にしたラッセル。しかしその結果には大いに満足しているという。
「それは問題ではない」
ラッセルはレース後、2位を手にした過程について聞かれた際にそう語った。
「素晴らしい予選結果が報われることは、滅多にないということだ。そして今日は、それを確実にやり遂げた」
「でも最初に言っておきたいのは、全てのファンに申し訳ないということだ。彼らはずっと、サーキットに残って応援してくれていた。それは素晴らしいことだった。僕らは同じ運命を共にしていたんだ」
「レースができなかったのは残念だったが、僕らとして、そしてチームとして見れば、素晴らしい結果だった」
ラッセルはこれまで、予選では度々マシンのパフォーマンス以上の結果を残してきたため、一部では”ミスター土曜日”と呼ばれていた。しかし決勝ではレースペースに苦しむことが多く、ポイント獲得までには長い道のりが必要だった。
今回のグランプリでも前述のように予選で好結果を残したが、それがそのまま報われたのは素晴らしいことだと、ラッセルは語る。
「ここ数年、チームは多大な努力をしてきた。でも、それを示すモノは実際には何もなかったんだ。だからチームは、今回の結果に値すると思う」
そうラッセルは語った。
「でも、昨日(予選)はついにそれを射止めた。そして今日は表彰台に立っている。そんなことが今年中に可能だとは期待していなかった」
走行距離が規定の75%に満たなかったため、今回はハーフポイントのレースとなった。つまりラッセルが獲得したのは9ポイントだったが、これは彼のF1キャリアでのこれまでの合計獲得ポイントよりも多い(通算3回目の入賞。これまでの獲得ポイントは合計5ポイントだった)。
なおチームメイトのニコラス・ラティフィも9位入賞。ウイリアムズは2戦連続でダブル入賞を果たすことになった。ウイリアムズの今季ここまでの獲得ポイントはこれで20ポイントとなった。
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