ラッセル「Q3進出はまるでポール獲得のような気持ち」ミディアムスタートで入賞なるか?
ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、F1第9戦オーストリアGPで予選8番手を獲得。ウイリアムズで初のQ3進出を果たしたことは「ポールポジション獲得のように感じられる」と語った。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
F1第9戦オーストリアGPでウイリアムズのジョージ・ラッセルは予選8番手を獲得した。
ラッセルはオーストリアGPで、ウイリアムズのマシンを駆って始めて予選Q3に進出(ルイス・ハミルトンの代役としてメルセデスのマシンを駆ったサクヒールGPでは2番グリッドを獲得している)する大金星を記録。しかも予選Q2はミディアムタイヤで突破するという、素晴らしい走りだった。
Q3で9番手タイムをマークしたラッセルは、セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)のペナルティによるグリッド降格もあり8番手に昇格。前戦シュタイアーマルクGPでも好調な走りを披露しながらもトラブルでポイントを獲得できなかったが、オーストリアGPで再びチャンスが巡ってきた。
予選を振り返ったラッセルはウイリアムズでのQ3進出はポールポジション獲得のような気持ちだと、その喜びを語った。
「僕らにとって、これは本当にポールポジションを獲ったかのように感じられた」と、ラッセルは予選後に語った。
「予選Q3に進出したのがまず1つ。そしてそれをミディアムタイヤでやったというのも間違いなく大きなものだ」
「チームでは予選Q2を最初にソフト、次にミディアムで行くのか、その逆なのかをセッションに向けて話し合っていた。だけどソフトでトップ10に入るのは望んでいなかった」
「その難しい予選を成功させたのは、ほとんどポールポジションを獲ったような気持ちだ。最後にレースに勝ったとき以来、最も興奮したかもしれない」
ウイリアムズは近年成績の低迷が続いてきたが、今シーズンは調子を上向かせており、前戦シュタイアーマルクGPでもトラブルが発生するまでラッセルがポイント圏内を走行していた。
今回ラッセルが予選8番手となったことで、ウイリアムズはランキングを争っているハースとアルファロメオを上回ることのできるチャンスが巡ってきた。
ラッセルは決勝レースに向けて、ミディアムタイヤスタートということもあり、楽観的な考えを示している。
「(Q2)最後の走行をソフトで進めていたなら、本当に難しいことになっていただろう。さっき話したように、それは避けたかったんだ」
「グリッド前方のアルファタウリ勢とストロール(ランス・ストロール/アストンマーチン)、そして後ろになるだろうセバスチャンはソフトを履いている。僕らは素晴らしいポジションにいるんだ」
「レースではソフトタイヤは酷いものになるだろうと思っている。彼らは僕らの知らない何かを知っているんじゃないかと思えるよ! そうじゃないことを願っているけどね。こちらには戦略の点で柔軟性がある。一方で彼らは戦略が固定されているように思う」
なおラッセルがこうした素晴らしいパフォーマンスを示したその日、メルセデスはルイス・ハミルトンとの2年間の契約延長を発表した。そのチームメイトはまだ決定していないが、メルセデスの育成ドライバーであるラッセルは、現在メルセデスに所属するバルテリ・ボッタスの後任として加入するのではないかと考えられている。
ただラッセルは今回の好結果について、自身の存在をアピールするタイミングを図っていたわけではないと語る。
「良いタイミングだったけど、そんなことは考えてすらいなかった」
「僕は毎週毎週、自分にできることをウイリアムズやメルセデスに示したいと思っているだけだし、今回のこともそれに付け加えられたらいいね」
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