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ラッセル、Q3進出まであと一歩……! 予選11番手からの決勝は「ポイントを狙わないといけない」

F1ポルトガルGPの予選で11番手を獲得したウイリアムズのジョージ・ラッセルは、決勝では「ポイントを狙っていかなければならない」と語った。

George Russell, Williams FW43B

写真:: Steven Tee / Motorsport Images

 F1第3戦ポルトガルGPの決勝に向けては、フロントロウに並ぶメルセデスと2列目に位置取るレッドブルの戦いにも注目が集まるが、ウイリアムズで11番グリッドを獲得したジョージ・ラッセルも注目ドライバーのひとりだ。

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 ラッセルはQ1を15番手で辛くも通過すると、Q2では1分19秒109をマーク。10番手のピエール・ガスリー(アルファタウリ)からわずか0.057秒差の11番手と、ウイリアムズでの初のQ3進出に目前まで迫るパフォーマンスを見せ、自身もキャリア最高の予選だったと自画自賛した。

 ラッセルは前戦エミリア・ロマーニャGPで、ポイント圏内を争いながらもバルテリ・ボッタス(メルセデス)と絡んでクラッシュしたため、今回のレースに懸ける思いも強いだろう。ラッセルは予選が簡単なセッションでなかったことを認め、決勝はタイヤを自由に選択できる利点を活かしてミディアムタイヤでスタートするだろうと語った。

「僕たちはミディアムを履くはずだ」とラッセルはmotorsport.comに語った。

「トップ10から落ちたのであれば、ミディアムを履く。それはハッキリしていることだ。だから僕たちにはチャンスがあるだろう。マシンは速いし、ストレートでは最も速いマシンのひとつだと思うから、ポイントを狙わないといけない」

 ラッセルはQ2最初のアタックでミディアムタイヤを履いていたが、やはりミディアムタイヤで好感触を掴んでいるようだ。

「ミディアムでのフィーリングは、正直とても良かった」

「あれはタイヤがどういう風に反応するかを確かめるウォームアップ走行のようなものだった。昨年のポールシッター(メルセデスのルイス・ハミルトン)はミディアムを履いてポールを獲ったからね」

 そう語ったラッセルだが、他のドライバー同様タイヤのウォームアップという面では苦しんだようだ。

「今日はタイヤに苦しんだ。イモラと同じように、(作動温度の)領域に入れるのが難しかったんだ。でも周回を重ねるごとに自信がついてきて、マシンから最大限の力を引き出す方法を理解することができた」

「最後のアタックアップは本当に良かったし、Q3進出まであと一歩のところだった。僕とウイリアムズにとっては、過去3年間で最高の予選結果だ。明日に向けて良い位置につけていると思う」

 またウイリアムズとラッセルは前戦のイモラで高いパフォーマンスを見せつけただけでなく、今回のアルガルヴェでも速さがあることを証明している。これはウイリアムズがあらゆるタイプのサーキットで結果を残す可能性を秘めていることの表れかもしれない。

「それが1回限りじゃないことを見せられたと思うし、とても励みになった」とラッセル。

「バーレーンでは最悪のシナリオを想定していた。予選ではQ2に行くのがやっとで、決勝も14位くらいだったからね。でも残りのシーズンに良い形で臨めそうだ」

 

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